DeNAの“竜キラー”ロメロが自滅…三浦監督「四球絡みでは流れに乗れない」

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2022年05月03日 20:14  ベースボールキング

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5回途中4失点で3敗目を喫したDeNA・ロメロ[写真=萩原孝弘]
● DeNA 3 − 7 中日 ○
<5月3日・横浜>

 DeNAは先発のフェルナンド・ロメロが5回途中4失点で降板し3敗目。チームの連敗を止めることは出来ず、ゴールデンウィークに横浜スタジアムへ詰めかけたベイスターズファンからはため息が溢れた。

 ロメロは中日相手に昨季は3勝負けなし、今季も3月29日に8回3安打無失点ピッチングで初勝利を挙げるなど好相性だったが、この日はミスで自滅した。

 1、2回は無失点に抑え、味方が先制してくれた直後の3回、先頭の鵜飼航丞に四球を出してから暗雲が立ち込めた。続く岡林勇希には三遊間を破られ、石川昂弥の送りバントを自ら処理し三塁封殺を狙ったが犠打野選に悪送球が重なり1点を返された。なおも二・三塁と続くピンチでは、ダヤン・ビシエドに中前同点打を打たれ、さらに5番・阿部寿樹には死球で無死満塁、6番・高橋周平の左犠飛で逆転を許した。

 1点ビハインドの5回には遊撃手・大和の失策で出した走者を還され、ロメロはこの回を投げきれずに降板。4回2/3・100球を投げ7安打、3四死球、4失点(自責点1)の内容だった。

 終盤も逆転機をうかがう接戦になるはずだったが、8回に5番手・田中健二朗の悪送球にセーフティースクイズ(記録は犠打野選)、犠飛で失点を重ね、ダメ押し点を献上。DeNAにとっては“凡事徹底”の大切さが身に染みるゲームとなってしまった。

 ロメロは「立ち上がりはゾーン内に投げられ良かったのですが、維持することができませんでした」と反省したが、初回から生命線である低めの制球が安定せず、3回を終えた時点で球数は65。3個の四死球や、自らの判断ミスで失点と、自滅してしまう格好となった。

 あっという間にロメロについて、三浦大輔監督も「いい形で先制したその次の回、フォアボールから始まってしまった。しっかりとゾーンの中で勝負した中でのヒットならまた変わってくると思います。フォアボールが失点に絡んでくるってことは流れに乗れない。課題が克服されていないと感じます」と厳しい評価。

 守備面でも「エラー、ミス、フォアボールも全部失点に絡んで、あれでは流れもよくはならないし、攻撃のリズムも作れない」と嘆き、「細かいことをもう一度基本からやっていかないとと思います」と反省点を口にした。

 これで今シーズン初の4連敗で、借金は「6」に膨らんだ。明日以降も続くGWでのホームゲームに向け、「全員で勝てるようにやっていくだけです」と誓った指揮官。5月反攻のためにも、明日こそは連敗を止めたい。


文・取材・写真=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)

このニュースに関するつぶやき

  • 初登板の後は、良かった試合は一つもなかったよ。得意の中日相手でもそれは変わらなかった。中日相手に序盤からリード許した 勝てないから、先発投手は踏ん張らないとね。
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