マンチェスター・Uに所属するイングランド人DFアーロン・ワン・ビッサカが、古巣のクリスタル・パレスに復帰するかもしれない。3日にイギリスメディア『BBC』が報じた。
現在24歳のワン・ビッサカはクリスタル・パレスの下部組織で育ち、2018年2月にトップチームデビューを飾った。2018−19シーズンは主力として活躍し、2019年夏に移籍金5000万ポンド(当時レートで約63億円)でマンチェスター・Uへと完全移籍した。
マンチェスター・Uでも右サイドバックのレギュラーを務め、公式戦通算126試合に出場している。守備力が高く評価されている一方、攻撃力不足をしばしば指摘されており、最近はポルトガル代表DFディオゴ・ダロトにポジションを奪われつつある。
来シーズンからマンチェスター・Uの監督に就任するエリック・テン・ハフ監督が、どのようにワン・ビッサカを起用をするかは不透明。そんななか、古巣のクリスタル・パレスが同選手の獲得を検討しているという。
クリスタル・パレスでは、元イングランド代表DFナサニエル・クラインと同国出身DFジョエル・ウォードが右SBで起用されているが、両選手はともに30代。そのため、今夏に新たな右SBを獲得したいようだ。
ただ、クリスタル・パレスがワン・ビッサカを獲得するにあたってネックとなるのが、マンチェスター・U加入によって跳ね上がったサラリーだ。そのため、復帰が実現するにしても、期限付き移籍になる可能性が高いと『BBC』は予想している。
また、クリスタル・パレスは中盤の補強も目指している模様。チェルシーから期限付き移籍しているイングランド代表MFコナー・ギャラガーらの退団に備え、RCランスのマリ代表MFシェイク・ドゥクレに関心を示しているという。