史上最多5度目のCL決勝進出…アンチェロッティ監督「奇妙なことが起きた」

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2022年05月05日 11:34  サッカーキング

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レアル・マドリードを率いるアンチェロッティ監督 [写真]=Getty Images
レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、大逆転での突破を振り返った。欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』がコメントを伝えている。

 チャンピオンズリーグ(CL)準決勝セカンドレグが4日に行われ、レアル・マドリードはホームでマンチェスター・Cと対戦。ファーストレグを3−4で敗れて迎えた一戦は73分に先制点を許したものの、90分にロドリゴが1点を返すと、90+1分に再びロドリゴのゴールで2試合合計で追いつき、延長戦に突入。95分にPKからカリム・ベンゼマが決勝点を挙げ、4シーズンぶりとなる決勝進出を果たした。

 データサイト『OPTA』によると、ラウンド16(決勝トーナメント1回戦)が導入された2003−04シーズン以降、ラウンド16(パリ・サンジェルマンに0−1)、準々決勝(チェルシーに2−3)、準決勝(マンチェスター・Cに3−4)のファーストレグかセカンドレグで敗れながら、決勝進出を果たしたのは今大会のレアル・マドリードが初となった。

 また、アンチェロッティ監督にとっては、ミランでの2003、2005、2007年とレアル・マドリードでの2014年に続いて自身5度目のCL決勝進出で、これは監督史上最多記録となった。

 アンチェロッティ監督は試合後、「このような生活に慣れているとは言えない。でも、今夜起きたことはチェルシーやパリ相手にも起こった。その理由を言わなければならないとすれば、終わったように見えたとしてもクラブの歴史が私たちを前進させようと助けてくれるからだ」と大逆転での決勝進出に喜びを語った。

「試合はほとんど終わっていたが、なんとか最後のエネルギーを見つけることができた。非常に強力なライバルに対して良い試合をした。追いつくことができたことで、延長戦では心理的なアドバンテージがあった。別の偉大なライバルと対戦するパリでの決勝戦へと進むことができて嬉しく思っている。私たちはそれに慣れている。サッカーにとっては素晴らしい試合になるだろう」

「全世界が試合は終わったと思っていたが、細かいところ、そして良いコンビネーション、ロドリゴのゴールからすべてのエネルギーを捧げることができた。少しの運が必要だ。彼らは非常に強い相手で、試合は非常に競争力があった。ハードワーク、犠牲、エネルギーなどが必要だった。選手交代が大きく役立ったと思う」

「何か奇妙なことが起きた。シーズンの初めにはCLで優勝すると思われていたパリ・サンジェルマン、チェルシー、マンチェスター・Cといった非常に強力なチームと対戦してきた。スタジアムでだけではなく、前日からファンたちが大きく後押しをしてくれて、それは選手たちに大きく影響していた。そして、着た時に選手たちがクラブの誇りを感じることができるシャツの重さもある」

 この結果、5月28日に行われるCL決勝ではリヴァプールとの対戦が決定したレアル・マドリード。アンチェロッティ監督は「私にとって、リヴァプールとの決勝戦はダービーのようなものだ。なぜなら、私はエヴァトニアンであり続けるからね」と2019年12月から昨年夏まで率いていたエヴァートンの地元ライバルであるリヴァプールとの一戦に向けて意気込みを語った。

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