イブラヒモヴィッチ、11季ぶりのスクデット戴冠への思い「トロフィーがないのは寂しい」

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2022年05月05日 15:50  サッカーキング

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優勝への思いを明かしたイブラヒモヴィッチ [写真]=Getty Images
ミランのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチが、スクデット戴冠への思いを明かした。4日、イタリアメディア『フットボールイタリア』が伝えている。
 
 ステファノ・ピオリ体制3年目を迎えたミランはセリエA開幕12試合無敗の好スタートをきった。8シーズンぶりとなったチャンピオンズリーグ(CL)ではグループステージ敗退の憂き目にあったものの、セリエA第35節終了時点で勝ち点「77」の首位。2位インテルとの勝ち点差は「2」で、残り3試合となっている。

 2010−11シーズン以来のスクデットに手が届くところまできたことについて、イブラヒモヴィッチは「チームは懸命に努力しているし、大きな意志を漲らせている。今シーズンの目標を達成するために、多大なる犠牲を払ってきた」と言及。続けて「今のところ、うまくいっているんだ。チームはまだ若いし、どんどん成長を遂げて、経験も積んでいる。俺たちはただ集中してやり続けるだけ。ベストを尽くすと約束したから」と意気込みを口にした。

 2019年12月にミランへ7年半ぶりに復帰したイブラヒモヴィッチ。同クラブでのスクデット戴冠を経験しているイブラヒモヴィッチは「2年半ここにいて、(シーズン中に)1位や2位になったことはあるけど、まだ何かを勝ち取った訳ではない。勝てないときは、どんなに努力しても何も返ってこないから、自分のやっていることが評価されず、かなりつらいかもしれない」と披瀝。さらに「すべてを完璧にこなしているからこそ、トロフィーがないのは寂しい。俺自身ができることをいろいろとやっていこうと思う」とピッチ内外でチームに貢献する姿勢を示している。

 今シーズンは負傷により戦線離脱を余儀なくされたイブラヒモヴィッチ。それでも、セリエA21試合に出場し8ゴールを記録している同選手は「フラストレーションはある。以前はピッチに立ち、フィールドでチームを助けていたんだ。プレーをすることが好きな俺にとって、プレー出来なくなることは苦しい」と吐露。また「俺が持っているアドレナリンはフィールドにいる時に出るものだけど、もしそこにいないなら、別の方法で(チーム)を助けようと思う。いずれにせよ、少しでも力になりたい」と胸中を明かしている。

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