4日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・準決勝セカンドレグでマンチェスター・Cを下したレアル・マドリード。同試合のマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に輝いたベルギー代表GKティボー・クルトワがクラブ公式サイトで喜びの声を伝えた。
試合は73分にマンチェスター・Cのアルジェリア代表FWリヤド・マフレズに先制ゴールを許し、ファーストレグを3−4と落としていたレアル・マドリードは絶体絶命の状況に。それでも、サンティアゴ・ベルナベウの声援を受けた“白い巨人”のイレブンは終盤から猛攻を披露する。90分、後半アディショナルタイムと土壇場でブラジル代表FWロドリゴがゴールを決めて延長戦に持ち込むと、フランス代表FWカリム・ベンゼマのPKで逆転に成功。このまま試合は終了し、レアル・マドリードが優勝した2017−18シーズンぶりのCLファイナル行きを決めていた。
クルトワはファーストレグに続いて、同試合でもビッグセーブを連発。1点ビハインドの84分にポルトガル代表DFジョアン・カンセロの強烈なミドルシュートを弾き出すと、リードして迎えた105分にはイングランド代表FWフィル・フォーデンのヘディングシュートを横っ飛びでファインセーブ。マンチェスター・Cの強烈な攻撃陣を相手に1失点しか許さず、決勝進出の立役者となっていた。
MOMを受賞したクルトワは「このチーム、このクラブに不可能なことはないんだ。クラブの全員が最後まで信じ続けることで、全てが可能となった」とコメント。以下のように続け、死闘を制したチーム称えた。
「延長戦では、僕らの方が優れているとわかっていた。実際は苦しめられたけど、良い守備を継続するためにチームが全力を尽くしたし、実際にその評価に値するプレーを見せられたと思う。攻撃面では相手ゴール前で上手くプレーできないことが多かった。相手陣内でのパスミスも多かったし、上手く行っていないと感じていたよ。それでも、ロドリゴのゴールとファンのおかげで、何が起きてもおかしくないと思えたんだ」
「ここまでの道のりで、パリ・サンジェルマン、チェルシー、そして今日のマンチェスター・Cと、数多くの偉大なチームに勝ってきた。今日は終盤に信じられないような展開となったけど、僕らはホームで何だってできることを知っていた。決勝戦が本当に楽しみだよ。レアル・マドリードは決勝に行くだけではダメだ。優勝するために決勝戦に臨むよ」