リヴァプールに所属するエジプト代表FWモハメド・サラーが5月28日に控えるチャンピオンズリーグ(CL)決勝レアル・マドリード戦に向けた意気込みを語った。5日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。
4日と5日にCL準決勝セカンドレグ2試合が行われ、リヴァプールとレアル・マドリードが決勝に駒を進めた。両者は28日にパリの『スタッド・ドゥ・フランス』にてヨーロッパナンバーワンクラブの座をかけて対戦する。両者の決勝での顔合わせはレアル・マドリードが3−1でリヴァプールを下した2018年のCL決勝以来のものとなる。
2018年の決勝ではわずか30分での負傷退場を余儀なくされ、ベンチで涙を流したサラー。取材に対し決勝の組み合わせが決まる以前からレアルとの対戦を望んでいたことを明かした。
「僕はレアル・マドリードと対戦したかったんだよ。みんな(リヴァプールの選手)に聞いたらみんなもレアルとの試合を望んでいた。もちろん彼らは素晴らしい監督と選手を擁する素晴らしいチームだ。だけど誰と対戦したいかと言われれば、僕はレアルと答える。簡単な話だよ」
サラーは2018年決勝で味わった失意についても触れ、改めて今回の決勝への意気込みを語った。
「試合後はただただがっかりして落ち込んだよ。ただそれも時間が経てば忘れてしまう。あの敗戦は翌年のCL制覇への野心にもなった。あの決勝戦で負けたことはすべてがよかったとは思わないけど、メリットもあったと思う。あの結果から立ち直ったからこそ今の僕があると思うしね。今シーズンは僕にとって最高のシーズンだよ。今はチームのためにトロフィーをとるということに集中したい」
また今回の決勝戦の結果は、サラーとレアル・マドリード所属のフランス代表FWカリム・ベンゼマが有力候補となっているバロンドールの結果を左右する可能性があるともされている。そのことについて問われたサラーはチームに集中すると述べつつ「僕の得点数はとても多いし、すでにカップ戦も一つ獲得している。次の2つのタイトルを取れば、誰がバロンドールを勝ち取るかは非常に楽しみになるね」と期待を語った。
果たしてサラーはCL決勝で4年越しのリベンジを果たすことはできるのだろうか。