西武・山川がHR量産で“隠れ三冠王” 阿波野氏「もう手を付けられない」

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2022年05月09日 07:20  ベースボールキング

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今週は6戦5発と大当たりだった西武・山川穂高
◆ 2打席連発含む猛打賞で打率もアップ

 西武の山川穂高は8日、本拠地での日本ハム戦に「4番・一塁」で先発出場。2本塁打を含む4打数3安打5打点の大活躍で、チームを2カード連続勝ち越しへと導いた。

 まずは初回、二死一塁で相手先発・杉浦稔大が投じた内角高めの146キロを左翼席に運び13号先制2ランとすると、3回一死一・三塁で迎えた第2打席も杉浦の初球を一閃。今度は高めに抜けてきたスライダーをとらえ、2打席連発となる14号3ランを左翼席に放り込んだ。

 山川は第3打席にも痛烈な左前安打を放ち、今季3度目の猛打賞。規定打席未到達ながら14本塁打、31打点で主要打撃の2部門でリーグトップに立ち、打率も8日終了時点で首位打者の日本ハム・松本剛(.352)、山川同様に規定未達ながらハイアベレージをマークしているソフトバンク・柳町達(.369)をもしのぐ「.372」まで上げてきている。

 同日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の阿波野秀幸さんは、「バッテリーは相当警戒しているはずなんですよ。にもかかわらず仕留めてくるということは、ちょっともう山川は手を付けられない状態」と、当たりが止まらない西武の主砲を手放しで称賛し、「最近11試合で9本塁打。本塁打だけでなく打点と打率も…これを考えると“三冠王”に突き進んでいるような、それくらいの内容ですね」と驚異的な打ちっぷりを評した。

 山川は今季開幕から打撃好調だったものの、下半身のコンディション不良で3月31日から14試合を欠場。4月19日に戦線復帰してからは患部の回復具合も含めパフォーマンスへの影響が心配されていたが、離脱前と変わらずに持ち前の打棒でチームを牽引している。

 ここまで22試合に出場し、放った29安打のうち約半分の14安打が本塁打という驚異のホームラン量産体制。まだまだシーズン序盤だが、2004年の松中信彦さん(ダイエー)以来18年ぶりの「三冠王」誕生にも期待がかかる。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』


【動画】西武・山川穂高のGW打撃ハイライト

このニュースに関するつぶやき

  • 札ドの堅いグラウンドで痛めて欠場したのが結果的にいい方向に動いたのかな。てか、西武は怪我人、故障者、調整不良などで離脱者多いのに、よくやってるよなぁ。
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