ミランを率いるステファノ・ピオリ監督がヴェローナ戦を振り返った。8日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』がコメントを伝えている。
セリエA第36節が8日に行われ、ミランはアウェイでヴェローナと対戦。ミランは38分にマルコ・ファラオーニのゴールでヴェローナに先制されたものの、前半アディショナルタイムにラファエル・レオンの折り返しからサンドロ・トナーリが決め、同点で前半を折り返す。迎えた後半、ミランは49分に再びレオンの折り返しをトナーリが合わせ逆転に成功すると、86分にはアレッサンドロ・フロレンツィのシュートが決まり点差を広げる。試合はこのまま終了し1−3でミランが勝利した。
試合後にピオリ監督は「私は選手たちを誇りに思う。なぜなら彼らは日々の努力の成果を見せてくれたからだ。今日の結果には満足している」と試合を振り返りつつ、次節アタランタ戦に向けて集中する必要があることを強調した。
「これからは非常にタフな試合が続く。次の試合に向けて集中力を高めなければならない。私はこのチームがこれまで歩んできた道のりを知っている。このチームは1歩ずつ階段を上ってきた。残りの試合でも集中力と決意、信念を持ち続けなければならない」
また、ピオリ監督は昨シーズンのアタランタ戦の敗戦(0−5)がチームの成長の始まりであったと振り返り、次節に向けた意気込みを語った。
「アタランタに0−5で惨敗し、屈辱を味わった時に今のミランは生まれた。このチームに何が必要なのかということに私たちが気付いたのはその時だったと思う。私のキャリアの中で最もネガティブな瞬間の1つだが、最も価値のある瞬間でもある。我々は最終段階にいる。アタランタは強力なチームだ。彼らはヴェローナと同じような戦術的特徴を持っているから、その強みを中和するために我々も正しいアプローチをしなくてはならない」
今節の結果を受けてミランは2位インテルと勝ち点「2」差の首位をキープ。11年ぶりとなるリーグ制覇に向け大きく前進した。次節、ミランは15日にホームでアタランタと対戦する。