4連敗中のロッテ…悪い流れを断ちきるためにも楽天戦の初戦勝利を!

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2022年05月10日 08:51  ベースボールキング

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ベースボールキング

ロッテ・小島和哉 (C)Kyodo News
2年連続で2位となったロッテは今季、1974年以来となる勝率1位を目指し「頂点を、つかむ。」をチームスローガンに掲げ、2022年シーズンのスタートを切ったが開幕ダッシュに失敗し、12勝20敗1分、首位・楽天と12.5ゲーム差の5位だ。

 昨季は前半戦リーグトップの384得点を挙げた打線がチーム防御率リーグ5位(3.98)だった投手陣を支え、得点力の落ちた後半戦は投手陣が安定し、2年連続Aクラスに入ることができた。今年は開幕から打線の調子があがらないなか、投手陣は4月終了時点でチーム防御率リーグトップの1.91をマークしたものの、投打がかみ合わずなかなか勝ち星を積み上げることができていない。

 5月は1勝6敗と大きく負け越し、前カードのソフトバンク戦も初戦、3−1の9回に同点に追いつかれ、延長11回に勝ち越しを許し3−5で敗戦すると、2戦目は投手陣が20被安打16失点と打ち込まれ大敗、3戦目も4−8で敗れた。開幕から安定していた投手陣も、ここへきて打ち込まれる場面が増え、5月の月間チーム防御率は6.29だ。

 昨季までは連敗していてもその後連勝し、調子を取り戻すことはあったが、今季は良い形で勝利した次の試合で勝てないことが多く、かなり苦しいチーム状況になっている。

 10日からは敵地で首位・楽天との3連戦。4連敗中のロッテに対し、楽天は引き分けを挟んで10連勝中。楽天は10連勝中1点差勝利が7試合と接戦に強く、この強さは本物だ。

 ロッテからしてみると楽天は開幕から好調で、苦戦が予想される3連戦ではあるが、まずは初戦を取り、この悪い流れを断ち切るきっかけにしたい。

 今季は12勝20敗1分と大きく負け越しているが、6回終了した時点でリードしていた試合は10勝2敗1分。先発・小島和哉が試合を作り、打線が楽天先発・田中将大から序盤に得点を奪いリードする形に持ち込みたい。

 借金「8」、首位と「12.5」差とゴールデンウィークが終わったばかりで、これだけ離されるとファンもフラストレーションが溜まっていることだろう。首位とのゲーム差、ロッテの開幕からの戦いぶりを見れば、かなり厳しいように見えるが、まだ110試合残されており、巻き返すことは十分可能だ。まずは交流戦前までに借金を1つでも減らしていきたい。

 2年連続で2位となり、チーム力を上げてきたにも関わらず、積み上げてきたものをリセットしてしまっていいのかーー。主力選手の不在や不振が相次ぎ、若手中心となり経験値が不足し、思うような戦いができていないのは事実。主力はチームを引っ張る意識を、若手はこのチャンスでレギュラーを奪い取る強い気持ちを持って戦って欲しい。ネガティブな言葉を跳ね返すためにも勝つしかない。

文=岩下雄太

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  • 無能井口が「お気に入り若手、中堅」を好待遇し、結果を出してる若手を積極起用しなかった。だから、選手間競争が起きず、活性化もなく、御贔屓選手は安泰の悪循環となったツケだわ。
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