広島・床田がトップタイ4勝目…好調の要因は? 齊藤明雄氏「悪かったときは…」

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2022年05月11日 06:50  ベースボールキング

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今季初完封で4勝目を挙げた広島・床田 (C)Kyodo News
◆ キャリアハイ更新へ前進する完封勝利

 広島の床田寛樹が10日、甲子園で行われた阪神戦に先発し、今季初完封でハーラーダービートップタイの4勝目を掴んだ。

 床田は立ち上がりから安定感抜群。元気のない阪神打線を相手に5回まで1安打しか許さなかった。5回表の攻撃では走塁中にアクシデント。二死から左前打で出塁し、続く1番・中村健の左前打で三塁へ向かったが、二塁ベースを蹴ったあとバランスを崩し転倒。その際、ヘッドスライディングのよう形で顔面を強打し顔は泥だらけとなった。

 それでも、大事には至らず続投。マウンドでは6回以降もゼロを刻み、9回は無死一、二塁のピンチを招いたものの、最後は阪神のクリーンアップを片づけ今季4勝目(1敗)を昨季以来となるプロ2度目の完封で飾った。

 同日放送のCSフジテレビONEフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の齊藤明雄さんは、今季好調の左腕について、「ツーシーム・スプリット系の球がキャンプの時から良かった。そのボールをうまく使っている」とここまでの等級を振り返り、「キャンプでストレートを中心に投げ込むブルペンセッションができたのか、フォームのバランスがすごくいいですよね」と好調の要因を推察。

 技術的には「去年までの悪かったときは頭が先に前へ行っていたんですけど、(今は)ちゃんと左足の内転筋の上に顎が残っていて、ボールを上から叩けている。リストの効いたボールが投げられている」と分析した。

 これまでも高いポテンシャルを評価されながら、なかなかベストフォームでシーズンを完走することが出来なかった左腕。6年目の今季は2019年に記録した防御率2.96、投球イニング139回2/3、7勝6敗、101奪三振のキャリアハイを更新する活躍が期待される。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』

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