しかし、私が彼を幸せにする。ツラい想いをたくさんしてきたぶん、これから一緒に楽しく生きていく……。そう心に誓い、私たちはお付き合いをはじめ、2年ほどした後に結婚したのでした。
しかし、サキさんの命日に昔を思い出して泣いていた旦那が――。その姿に、私はとてもショックを受けてしまいました。
私と彼が過ごしてきたほんの数年よりも、サキさんと過ごしてきた年月の方が遥かに長く、尊いものだったんだろうな……。そう思うと、なんだか無性に悲しくなってきてしまいました。これからお腹の子を産んで、親としてやっていかなくちゃいけないのに……。私はどんどん自信がなくなり、お腹をさすりながら涙がこぼれてきてしまいました。
一生懸命に私のご機嫌を伺う旦那。こんなに優しくしてくれても、心の中ではサキさんが1番なんでしょ? どんなに頑張っても私は2番目の女なんだ。一生敵わない。でもそんなの最初から分かっていたはずなのに、どうしてこんなにやるせない気持ちになるの……? 私は家を飛び出しました。実家の母に話を聞いてもらうことにしたのです。
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原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・よし田 編集・荻野実紀子