「飲み会で酔った私を、駅まで送ってくれた見知らぬ女性。だけど迎えに来た母が、彼女に対して怒りだし...」(群馬県・50代女性)

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2022年05月16日 11:00  Jタウンネット

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写真「飲み会で酔った私を、駅まで送ってくれた見知らぬ女性。だけど迎えに来た母が、彼女に対して怒りだし...」(群馬県・50代女性)
「飲み会で酔った私を、駅まで送ってくれた見知らぬ女性。だけど迎えに来た母が、彼女に対して怒りだし...」(群馬県・50代女性)

シリーズ読者投稿〜あの時、あなたに出会えなければ〜 投稿者:Kさん(群馬県在住・50代女性)

その日、Kさんは大学のサークルの飲み会で酔っていた。帰りの電車の中で気分が悪くなり、駅のトイレで嘔吐してしまい、そのまま動けなくなってしまったという。

そんな彼女にある女性が「大丈夫?」と声をかけてきた。そこでKさんが見ず知らずの彼女に、ある「お願い」をしたところ......。

駅のトイレで嘔吐してしまった(画像はイメージ)
駅のトイレで嘔吐してしまった(画像はイメージ)

<Kさんの体験談>

私は東京で生まれ育ちました。30代後半で群馬に嫁ぎもう10年以上が過ぎましたが、最近東京での若かりし頃を思い出します。実はどうしてもお礼を伝えたかった人がいるのです。

今から30年以上前のその日、大学のサークルの飲み会で酔ってしまった私は、帰りの電車で気分が悪くなり、地下鉄東西線・大手町駅のトイレで嘔吐し、動けなくなっていました。

「大丈夫?」と声をかけてきた女性に...

そこに声をかけてくれたのが、その女性でした。

「大丈夫?」

そう聞かれた私は彼女に、「千代田線の千駄木駅まで連れて行ってほしい」とお願いしたのを覚えています。

千鳥足で気分も悪いけれど、かろうじて意識はある――そんな状態の私のお願いを、彼女は断らずに送ってくれました。

どうやって東西線と千代田線の長い乗りかえ通路を歩いたのかは覚えていません。千駄木駅に着いて、私はさらに彼女にお願いをしました。私の家に電話して、母に迎えに来てくれるよう頼んでほしいと言ったのです。

携帯など無い時代で......(画像はイメージです)
携帯など無い時代で......(画像はイメージです)

当時は携帯など無い時代でしたから公衆電話です。彼女は頼んだ通りにしてくれて、しかも、母が迎えに来るまで一緒に待っていてくれました。

しかし、迎えに来た母はその女性を大学の先輩と勘違い。「娘を酔わせた」と彼女を怒り、送ってくれたお礼も言わなかったのです。

彼女は反論することもせずに...

彼女は一言も反論することなく、去って行ったそうです。

翌日、彼女は通りすがりの人だったのだと伝えると母は驚き、「悪いことをした」と悔やんでいました。私はもっと悔やんでいました。せめて名前だけでもお聞きしていれば......。

その方はおそらく当時30〜40代で、東西線を使って帰宅途中だったのだと思います。もし彼女にもう一度会えたら、心からお礼を伝えたいです。

母も私も後悔に苛まれ...(画像はイメージ)
母も私も後悔に苛まれ...(画像はイメージ)

その事があったからでしょうか。私は、困っている人がいると見て見ぬふりができません。

友人には「変わっている」などと言われますが、おそらく若い時に助けてもらった経験が、私を自然にそうさせているのだろうと思います。

これからもそうして生きていくでしょう。座右の銘は「情けは人のためならず」です。

誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!

誰かに言いたかった「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。

Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。

読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、エピソードを体験した時期・場所、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度〜)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談の一部を改変している場合があります。あらかじめご了承ください)

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  • 飲み会ってことは他に知人が居たはずだけど?放っておかれてる→ボッチ
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