ウェストハムの主将を務めるイングランド人MFマーク・ノーブルが今シーズン限りでの現役引退に際し、ファンへ別れの言葉を送った。15日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。
現在35歳のノーブルはウェストハムの下部組織出身で2004年にトップチームデビューを果たすと、ハル・シティとイプスウィッチ・タウンへの期限付き移籍を経験したものの、下部組織時代も含めて22年間“ハマーズ”に在籍。同クラブ公式戦通算548試合に出場している。また2011−12シーズンには2部リーグ降格の憂き目にあったチームで8ゴール7アシストを記録し、1年でのプレミアリーグ復帰に大きく貢献。同シーズンのクラブ最優秀選手に選出された。
15日に行われたプレミアリーグ第37節でマンチェスター・Cと対戦したウェストハム。今シーズンの“ロンドン・スタジアム”最終戦となった同試合はウェストハムが2点先行したものの、マンチェスター・Cに追いつかれて2−2のまま時計の針が進んでいった。迎えた77分、ノーブルはMFデクラン・ライスから腕章を受け取り、本拠地最後のピッチへ。アディショナルタイムも含めて、20分近くプレーした。
同試合後には引退セレモニーが行われると、感極まり涙ぐむ姿も見せたノーブル。18年間支えてくれたファンの存在の大きさについて、同選手は明かしている。
「この18年間、君たちを誇りに思うことができた。今日、ここにはたくさんの家族がいる…たくさんの家族と言うのは、6万人のことだ」