小池徹平×黒羽麻璃央、ジュノンボーイ“先輩&後輩”の「オフの楽しみ」が一緒だった

0

2022年05月17日 05:00  週刊女性PRIME

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

週刊女性PRIME

黒羽麻璃央(右)、小池徹平(左) 撮影/佐藤靖彦

黒羽麻璃央(以下、黒羽)「ジュノンボーイになったころ、徹平くんは大先輩で神的存在だったけど、今はいい意味でそれがなくなって。先輩ではあるけど、部活だったらOBじゃなくて1つ上くらい、一緒に試合に出ているような」

小池徹平(以下、小池)「麻璃央くんとは年の差を感じずに、自然に話が通じる」

 8歳差でジュノンボーイの先輩後輩という関係だが、そんな差を感じさせない仲のよさが伝わってくる2人。5月17日から始まるミュージカル『るろうに剣心 京都編』で、主人公の緋村剣心役(小池)と敵の志々雄真実役(黒羽)で共演する。'20年に予定されていたがコロナ禍で一度中止になった作品が、2年越しの公演実現だ。

キラキラ王子が豹変!?

 小池は『週刊少年ジャンプ』(集英社刊)連載時から、黒羽は単行本で読んでからの、ともに原作の大ファン。黒羽は稽古期間中、自分が出演しない小池のシーンを見学しながら“ああ、剣心だ! 頑張れ〜!”と心の中で叫んでいたという。

黒羽「もう“るろ剣”が大好きなんです。徹平くんの柔らかい部分や人柄のよさが剣心にすごく投影されているし、しかもビジュアル面でも剣心のまんま。本当にすごいんです!」

小池「ありがとう。でも照れるね。親に感謝しないと(笑)」

 写真だけ見ても、まるで漫画からそのまま出てきたような、生き写しか!? というくらいハマってる小池の剣心。この姿が舞台上で熱闘を繰り広げることを想像するだけで胸が熱くなる。

 対する黒羽と志々雄との共通点を小池に尋ねると。

小池「志々雄は、方向性は違えど自分の正義というか心がしっかりある。その真っすぐさや情熱は、麻璃央くんと共通するんじゃないかと思います。悪役だから、ほかの共通点を探すのは難しいなあ(笑)。でも麻璃央くんってキラキラした役が多かった印象だけど、今回は包帯で顔を全部隠して、凶悪な敵役を演じる。それをすごく楽しんでいるなあという感じがします」

黒羽「モラルに縛られず自分の信念を貫いているだけというキャラクターなので、やっていてめちゃめちゃ楽しいです。お芝居でしかこういうことって経験できないので、新鮮ですね(笑)」

 優しいキラキラ王子の黒羽が、どんな豹変ぶりを見せるのか。期待せずにはいられない。

 また、少年時代に夢中になって読んだという原作漫画について、特に魅力を感じた部分を聞いてみると。

黒羽「剣の技の数々ですね。現実離れしていなくて、達人だったらできるんじゃないかという気になりました。そして幕末から明治初期という動乱を生きた男たちの中に、こういう人たちがいたんじゃないかと思えるようなリアリティー。実在の人物も出てくるし、そういうところが面白いなと思って読んでました」

小池「僕も技や個性的なキャラクターがすごく好きでした。あと今になって、この作品の深さをより感じるようになって。剣心を通して、戦った仲間たちの道が開けていくというか。彼が人を優しく包み込んで、新しい道を示してあげる。そんな姿を非常にカッコいいと思うようになりましたね」

食事と運動と楽しく笑うこと

 ここで黒羽から、小池の美貌の秘密を知りたいと質問が。

小池「何もしてないよ〜(笑)」

黒羽「だって36歳にまったく見えないですよ!」

小池「大したことはやってないけど、確かに健康ではあるかもね。けっこう気を使ってる」

黒羽「ジムに行ったり?」

小池「稽古期間中とかは無理だけど、普段はピラティスをやったり。身体を動かすといいよね。あとは食事。最近は稽古に入る前にアレルギーが出るものを細かく調べて、数値が高いものはなるべく食べすぎないようにしてる。完全にやめるのは非常に難しいので、できる範囲で」

黒羽「僕もアレルギーの検査をやったら、今までたくさん食べていたものでも合わないものがあって。量を減らして、食生活に気をつけるようにしたら、健康診断の結果がめっちゃよくなったんですよ。お医者さんに驚かれるくらい(笑)。睡眠の質もすごくよくなりました」

小池「うん、変わるよね。あと、笑うことも大事かな。なるべく楽しい気持ちでいたいなと」

 そんな2人にとって、オフの楽しみは何なのだろう?

黒羽「サウナかなあ」

小池「一緒だ! 行きたいねえ」

黒羽「時間が空いたときに行くと、リセットできるんですよね。出てくる汗も、運動したときの汗と違って」

小池「そうなんだよね。でも時間がなくて、なかなか行けないんだよなあ。あと、いい季節になってきたから、友達家族と集まってのんびりバーベキューとかしたいな。楽しそう」

 脚本/演出の小池修一郎が、今作の製作発表会見で、

「徹平さんで『るろうに剣心』をやると決まったとき、演劇界の知り合いの方が“彼は本当にいい座長になるでしょうね”と話していて。謙虚ですれていなくて、剣心の持つ純粋さを体現できる方だと思います」

 と語っていた。黒羽も、「ほんと、そのとおりだと思います」と強くうなずく。

黒羽「優しさや、まとう空気感、自然と人が集まってくる感じが、剣心と徹平くんは同じだなと思います。とにかく優しいんです、棘がないというか」

小池「うれしいな。別に何もやってないんですけどね、僕は。麻璃央くんもとても優しくて、そこは志々雄と真逆だね」

 間もなく開幕。意気込みは?

黒羽「出演が決まったとき、志々雄を任せてもらえるんだという喜びがすごく大きくて。難しいキャラクターですし、みなさんの求めるハードルもきっと高いところにあると思いますが、またひとつ新たな壁を与えてもらえてうれしい。すてきなものを届けるという一心で頑張ります!」

小池「殺陣も激しくてカッコいいですし、楽曲も素敵なものばかり。IHIステージアラウンド東京という、360度客席が回転する特殊な劇場にぴったりな、壮大な作品です。劇場でないと体感できない興奮がたくさん詰まっているので、ぜひ遊びに来てほしいなと思っています」

Q もし“るろうに剣心”の時代(明治初期)にタイムスリップしたら?

「僕は農民がいいなあ。畑を耕して、お米を収穫して、というのを頑張りたい。剣心たちのように戦うのは、絶対にムリです(笑)。実際にその時代に行ってみたら考え方が変わるのかもしれないけど、今の状態で考えると、戦いには関わらずに生きていきたいですね」(黒羽)

「勉強をして、船で外国に行きたいです。時代が大きく変わるときって、新しい考え方をいかに取り入れられるかが大事だと思うので。当時は今みたいに気軽に海外に行ける時代ではない分、ワクワクする感じもすごく強かっただろうから、それも味わってみたいです」(小池)

ミュージカル『るろうに剣心 京都編』
日程/5月17日〜6月24日
会場/IHIステージアラウンド東京
出演/小池徹平 黒羽麻璃央 加藤和樹ほか
公式サイト/https://www.ruroken-musical.com/
(C)和月伸宏/集英社

スタイリスト/【小池徹平】松下洋介、【黒羽麻璃央】ホカリキュウ ヘアメイク【小池徹平】【黒羽麻璃央】ともに宮内宏明(M's factory)

    ニュース設定