上位球団との対戦が続くロッテ 今週勝ち越して交流戦だ!

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2022年05月17日 09:20  ベースボールキング

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ベースボールキング

春季キャンプに臨むロッテナイン
◆ エース級との対戦が濃厚

 24日から『日本生命セ・パ交流戦2022』が始まることもあり、今週が交流戦前最後のパ・リーグ球団との戦いだ。15勝23敗1分、首位・楽天と11.5差の5位のロッテは今週、本拠地・ZOZOマリンで楽天と3連戦、金曜日からは2位・ソフトバンクと敵地・PayPayドームで3連戦と、上位球団との対戦が続く。

 先週は田中将大、岸孝之、田嶋大樹、山本由伸、宮城大弥と6試合中5試合でエース級の投手と対戦したが、ローテーション通りにくれば今週も楽天、ソフトバンクの“エース級”と対戦する可能性が非常に高い。

 楽天は初戦に防御率(1.17)、勝ち星(4勝)でリーグトップを誇り前回対戦で完封負けを食らった田中、2戦目は先週対戦した藤井聖が登板翌日の12日に一軍登録抹消されたこともあり、11日のヤクルトとの二軍戦に先発し、一軍では4日の日本ハム戦で完投勝利を挙げるなど現在自身3連勝中の涌井秀章が投げてくるのではないかと予想、3戦目が先週の対戦で打ったとはいえ長年苦手にしている岸孝之との対戦が濃厚だ。

 さらに金曜日からのソフトバンクとの3連戦は、先週の先発ローテーション通りにくれば、初戦が千賀滉大、2戦目が前回の対戦で完封負けを喫した大関友久、3戦目がZOZOマリンで行われた開幕カード初戦に7回1安打に抑え込まれた石川柊太と対戦する可能性が高い。

 打線は一時期に比べて打てるようになってきているとはいえ、田中、山本といった“エース”から先週の対戦で得点することができなかった。今季は先制を許した試合はまだ1つも勝てておらず、エース級の投手たちと対戦する今週も早いイニングで打線が得点を奪い、投手陣がそのリードを守りきる展開に持ちこみたい。

◆ 勝利の方程式の形がみえてきた?

 投手陣は3・4月のチーム防御率1.91から5月はチーム防御率4.74と打ち込まれ、5月の救援防御率も5.32だが、リリーフ陣で逃げ切るという形ができつつある。

 11日の楽天戦から13日のオリックス戦にかけて3連勝したが、11日が3−0の6回から小野郁(1回無失点)、東條大樹(1回無失点)、西野勇士(1回1失点)、益田直也(1回無失点)、12日は4−2の7回から東條(1回無失点)、ゲレーロ(1回無失点)、益田(1回無失点)、13日のオリックス戦は守護神・益田、東條が連投中だったこともあり、4−1の8回が西野(1回無失点)、9回ゲレーロ(1回無失点)で逃げ切った。

 15日のオリックス戦でプロ登板を果たしたドラフト5位・八木彬が、最速154キロを計測したストレート、落差の大きいフォークで2つの三振を奪うなど1回を無失点に抑え、今後の登板に期待がもてる投球内容だった。同日のオリックス戦では、昨季後半戦、勝ちパターンの8回を担当した佐々木千隼も1回をわずか9球三者凡退に抑えており、リリーフ陣の層は厚くなってきた印象だ。

 先発陣は先週6試合中4試合で6イニング以上投げるなど、開幕から比較的長いイニングを投げており、不安視されていた勝利の方程式も改善されつつある。あとは打線がどれだけ投手陣を援護できるか。開幕からの得点力を考えれば大量点というのは難しいが、投手陣がリードを守り切れるくらいの援護点を挙げることができれば、チーム状態が上向きそうな雰囲気はある。また、15日の楽天との二軍戦では、角中勝也が4月8日の楽天との二軍戦以来となる実戦出場を果たし、適時打を含む2安打2打点と、明るい話題もでてきた。

 現在ロッテの借金は「8」。弾みをつけて交流戦を迎えるためにも、今週の楽天、ソフトバンクに勝ち越したいところだ。

文=岩下雄太

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  • ポンコツ打線で勝てるか?井口が打線をお気に入りで固め毎度並べ替えてるだろ。活性化が無いチームに勝機はない。無能井口の持ち上げしてる場合か?現実を直視してから記事は書け。
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