男性用レース下着をはいてみた! 爆売れ、意外な層からの人気も

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2022年05月17日 11:00  AERA dot.

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写真濃淡充実の5色展開(ワコール提供)
濃淡充実の5色展開(ワコール提供)
「男性がレース下着? またまたご冗談を」


 それが最初の感想だった。


【写真】記者が実際にレースのボクサーパンツをはいてみた!
 昨年12月に大手下着メーカーのワコールから発売された男性用下着「レースボクサー」が売れに売れまくっている──。うわさを聞きつけ、真偽を確かめるべく都内の取扱店舗に足を運んだ。


 レース下着と聞いて思い浮かぶのは女性物。レースボクサーも女性下着売り場に置いてあるのだろうか。アラフォー男性が足を踏み入れた瞬間に白い目で見られるのではないか。気が気ではなかったが、そんなことはなくひと安心。


 男性下着売り場に各ブランドのトランクスやボクサーパンツが並ぶなか、レースボクサーは異彩を放っていた。


 周囲の目を少し気にしながら手に取る。花柄のレースに、裾は直線ではなく波のようなデザインが施されている。そして、手を通してみると見事に透ける。これまでの一般的な下着と比べれば、セクシーだと言わざるを得ず、自身が着用している姿をうまく想像できない。本当に売れているのか。販売員に聞くと「今置いてあるものだけで在庫はありません。これが最後です」。いったい誰が買っているのか。


「意外にも年配の方もよく買っていかれます。ストレッチがよく利きますし、通気性がいいから選ばれているのかもしれません。誰に見せるかなどを気にしなければ、選択肢に入るのでしょう」


 通気性は年を重ねるにつれ見逃せない点だ。恥ずかしげもなく記者の下着遍歴をつまびらかにすれば、小学生時代のブリーフから中高生時代のトランクス、大学生から社会人にかけてボクサーパンツに移行。しかし、ここ数年はトランクスに回帰しつつある。通気性を重視したからだ。


 ボクサー型でありながら通気性も確保できるとあれば、試してみるしかあるまい。税込み3960円。多少お高めだが、お買い上げした。


 帰宅後、家族の目を盗み、胸の高鳴りとともに着用してみた。


 意外としっくりくる。これが着用時の第一印象だ。全身鏡で見てみても、いわゆる“うっふん感”はない。ごわつきもない。通気性についても、丸一日着用したところ、普段着用しているコットンやポリエステルがメインのボクサーパンツに比べて快適に感じた。




「レース素材の持つ上品さや高級感に加え、その透過性、通気性が全体のムレを軽減します」(ワコール広報担当)


 わが下着軍の1軍入りは間違いなく、先発ローテーションに食い込んでくる逸材。ただ、レースという繊細さを持つだけに洗濯はネットに入れ、登板過多は避けるなど、佐々木朗希よろしく大事に扱いたい。


 同社によれば、昨年12月に店頭とECサイトで発売したところ、3カ月の売り上げ目標枚数を10日で達成したという。この4月末に増産が決定したが、それも完売。


「再増産は9月前後を予定していますが、現時点では最終決定に至っていません」(同)


 記者は40歳を目前に新境地を開拓した思いだ。ただ、ポッコリおなかでは格好よく着こなせないと感じた。いい下着にはいい体。おなかが出始めた記者に戒めも与えてくれた。(本誌・秦正理)


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