引っ越しをしてすぐ、マンションの敷地内にあるちょっとした公園でさゆを遊ばせていると、同い年くらいの女の子キララちゃんが「遊ぼう」と声をかけてくれました。
お母さんの麗子さんは姉御肌な感じの人で「こんにちは、5階に引っ越してきました」と挨拶をすると同じフロアに住んでいると、挨拶してくれました。子ども同士も同い年でした。
私は引っ越してきたばかりでまだこの地域に友達がいませんでした。発達がゆっくりな娘と比較すると、キララちゃんはまだ2歳半なのに運動もよくでき、言葉もスラスラ出ている子でした。私はのんびりしている娘に良いお友達ができたと、とても嬉しかったのです。
けれどそう思ったのも束の間。次第に麗子さんの発言にあれ? と思うようになりました。
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怒らない育児、聞いたことはあるけれど……。まぁでも怒らないと言っても注意はするのだろう、言い方の違いだろうし、人の子どもを怒ることもないだろうとその日は深く考えずにいました。しかしこれが問題だったのです。
週に3回くらいお誘いをしてもらって、一緒に遊んでいました。わが家で遊ぶこともあれば近くの公園で遊んだり、ときにはランチをすることも。ママ友がいなかった私は最初は、この関係をとても楽しんでいたのですが……半年もするとキララちゃんと麗子さんの行動にモヤモヤするようになったのです。
【第2話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・物江窓香 作画・まゆか! 編集・木村亜希