前代未聞、元刑事が映画主演 実在の未解決事件を追う『とら男』公開決定

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2022年05月18日 13:00  ORICON NEWS

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写真元刑事が主演、映画『とら男』8月6日より東京・渋谷ユーロスペースほかにて全国順次公開 (C)「とら男」製作委員会
元刑事が主演、映画『とら男』8月6日より東京・渋谷ユーロスペースほかにて全国順次公開 (C)「とら男」製作委員会
 元刑事の西村虎男が主演を務める映画『とら男』が、8月6日より東京・渋谷ユーロスペースほかにて全国で順次公開されることが決定した。元刑事が主演する、というのも珍しいが、その元刑事が女子大生との出会いをきっかけに、過去に担当した実在の未解決事件の犯人探しをする、という内容も含めて前代未聞の本作。セミドキュメンタリータッチのミステリーとなる。

【画像】映画『とら男』場面写真

 とら男は、ある事件のことが忘れられないまま孤独に暮らしている元刑事。そんなある日、東京から植物調査に来た女子大生・梶かや子と偶然出会う。とら男の話に興味を持ち、彼女は事件を調べ始める。誰からも忘れられた事件はゆっくりと動き出していくことになる。

 題材になっているのは、1992年9月に起きた「金沢女性スイミングコーチ殺人事件」。未解決事件のまま、2007年に時効が成立した。犯人の目星をつけながらも、逮捕に至らなかった西村の刑事歴30数年の執念の捜査は終わらない。時効から15年、当事者本人役で主演し、現実とフィクションの二重構造を軸に、闇に葬られた事件の謎と真実を世間に問う。

 「映画の世界とは無縁の私が『とら男』の主演として銀幕に? 未だに信じられないような気持ちでいます」と語る西村は、元石川県警特捜刑事。42年間の警察人生の内、32年間刑事人生を歩き、未解決となった女性女性スイミングコーチ殺人事件捜査を最後に、刑事生活を終えた。退職後は事件を扱った電子書籍「千穂ちゃん、ごめん!」を書きあげた後、農園で野菜作りをしながら、細々と執筆活動をしていた。

 自著が「私が出演する映画になるとは夢にも思っていなかった」そうだが、カメラの前に立つことを決めた。劇場公開を前に「この映画で『社会の何かが変わるきっかけになれば』と思っています」と、コメントを寄せた。

 監督は、CM・MVを中心に映像ディレクターの傍ら、短編『堕ちる』(2017年)制作、本作が初の劇場用長編映画となる村山和也。監督自身、殺人現場の近くに住み幼い頃から興味を持った事件で「虎男さんの無念さを映画で表現したかった」と、話している。

 ダブル主演として、『リップヴァンウィンクルの花嫁』(16年)でスクリーンデビュー後、映画・ドラマ・CMなどの映像作品を中心に活躍する加藤才紀子が出演。「撮影中はドキュメンタリーとフィクションの狭間にいるような、なんとも不思議な感覚でした」と振り返っている。

■西村虎男のコメント(全文)

 映画の世界とは無縁の私が『とら男』の主演として銀幕に? 未だに信じられないような気持ちでいます。

 村山監督とは、私が警察を退職した後、ある目的を持って出版した電子書籍を通じて知り合い「事件を題材にした映画を作る……」との話は聞いていたのですが、私が出演する映画になるとは夢にも思っていませんでした。

 3年後に「ロケハンに付き合って欲しい」と言われ、軽い気持ちで撮影場所などの案内をし、その時に初めて私が出演する映画として準備が進められていることを知り、一瞬戸惑ったのですが、村山監督の映画に掛ける熱意と人柄に押し切られ「なるようになれ」との思いで、カメラの前に立つことにしました。

 現場では『かや子』役の加藤才紀子さんに合わせてもらうような撮影で「加藤さんは、やりづらかったのでは?」と思っています。

 村山監督同様、この映画で「社会の何かが変わるきっかけになれば」と思っています。

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