アーセナルのOBで元イングランド代表FWイアン・ライト氏が、アーセナル所属のスイス代表MFグラニト・ジャカのニューカッスル戦後の発言に対し、苦言を呈した。17日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。
アーセナルは16日のプレミアリーグ第37節で、アウェイでニューカッスルと対戦。前半からニューカッスルの強度の高いプレスに苦しみ、チャンスを作り出すことができずに0−2の完敗を喫している。この試合の結果、アーセナルはチャンピオンズリーグ(CL)出場圏外となる5位に転落。残り1試合の状況でCL出場圏内の4位トッテナムとの勝ち点差は「2」となり、CL出場権獲得が絶望的な状況となった。
この試合にフル出場したジャカは試合後のインタビューで「試合の準備ができていないのなら、年齢に関わらず家にいるべきだ。この試合が僕たちにとって重要な試合であることはわかっているのだから。こんなパフォーマンスは許されるものではない。こんなことでは、CLやヨーロッパリーグ(EL)を戦う資格はない」と、勝負弱さを露呈したチームを痛烈に批判した。
ジャカのこの発言に対し、アーセナルのOBであるライト氏は「奇妙なインタビューだったよ。このようなコメントを試合後に言っても、誰の役に立たない」と、苦言を呈している。
「試合が始まる前にして欲しい話だと感じたよ。試合前のドレッシングルームでこういった話をすることによって、試合で自分たちが何をすべきなのか、ということを選手全員で理解することができるからね。後から言うことは非常に簡単なことだ。試合後のこういったコメント、特にその後に誰の名前も挙げていない場合は、おそらくみんなが動揺してしまう」
なお、ジャカの発言に対しては、イギリスメディア『スカイスポーツ』で解説者を務める元イングランド代表DFガリー・ネヴィル氏や、同じく元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏からも「若いメンバーを批判しているように聞こえる」と、批判の声が上がっている。