JR東日本など、浜松町駅エリア整備計画 - 歩行者ネットワーク構築

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2022年05月18日 19:21  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
世界貿易センタービルディング、野村不動産、JR東日本、東京モノレール、鹿島建設の5社は18日、浜松町駅西口開発計画と芝浦プロジェクトに合わせ、歩行者ネットワークの構築や交通結節点の機能強化を目的とした浜松町駅エリアの整備計画について発表した。


浜松町駅は、主要交通機関が集積する利便性の高い駅であり、羽田から東京の玄関口としての機能も果たしている。昨今、駅周辺では複数の大型再開発プロジェクトが進行しており、今後はさらに駅利用者・来訪者・就労人口が増加し、都心部の拠点のひとつとして、これまで以上に重要な役割を担っていくことになるという。



整備計画では、駅周辺エリアを広域的につなぐ歩行者ネットワークを構築し、浜松町駅の交通結節点としての機能強化を図り、利便性の高い魅力ある都市環境を整備するとしている。


北口歩行者ネットワークとして、浜松町駅北口を中心に竹芝・汐留方面、芝大門方面の各エリアをつなぐ歩行者ネットワークを形成。線路を跨いで東西をつなぐ自由通路はJR浜松町駅・東京モノレール浜松町駅の北口で新たに整備される改札(3階レベル)からフラットにアクセスできる計画で、2026年度の使用開始を予定している。



南口歩行者ネットワークとして、浜松町駅南口に新たな自由通路を整備し、混雑緩和やバリアフリーへの対応を図る。これにより、浜松町2丁目エリアと芝浦エリアをつなぐ歩行者ネットワークを強化する計画で、新たな自由通路は2024年度に使用開始。その後、既存の自由通路を改修し、2026年度の全面使用開始を予定している。


竹芝・汐留方面と芝浦方面をつなぐ歩行者空間の整備として、浜松町駅東側に旧芝離宮庭園に沿った歩行者専用道路を整備する。これにより、竹芝・汐留方面と芝浦方面が緑豊かな空間でつながるとのこと。浜松町駅から芝浦プロジェクトにかけて庇を設置することにより、雨に濡れずアクセス可能になる。



中央広場を起点とした交通結節点の機能強化として、浜松町駅中央改札前に広がる「中央広場」と「ステーションコア」と呼ばれる歩行者ネットワークを一体整備することで、JR山手線・京浜東北線、東京モノレール、都営地下鉄、バスターミナル、タクシーの各交通機関とのスムーズな乗換を実現する。



「中央広場」は世界貿易センタービルディングや東京モノレール駅舎の建替えにより浜松町駅中央改札前に整備される大空間の広場。「ステーションコア」は、JRと東京モノレール、都営地下鉄、バスターミナル、タクシープールなどの交通施設をス ムーズにつなぐ大きな吹き抜け空間となり、羽田からの東京の玄関口にふさわしい、視認性の良い乗換空間を整備するという。(木下健児)
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