写真![]() ゆあ(齊藤なぎさ)&翼(ゆうたろう) 『明日、私は誰かのカノジョ』第6話より (C)「明日、私は誰かのカノジョ」製作委員会・MBS |
【写真】「かわいすぎる!」と称賛の声が上がった、ゆあてゃ姿の齊藤なぎさ
■思い出したくなる第6話に
職と恋人を失った彩に、傘を差し出した雪との居酒屋シーンからスタートした今回。はじめのうち、彩は調子良くお酒を飲み、雪に対して「(翼くんに)メイクの仕方教えてあげなかったでしょ〜?」と早口で冗談混じりにマシンガントーク。しかし、そんな彩に対して雪が「なにかありましたか?」と聞くと、彩は落ち着いたトーンで最近あったことを「大変だよ〜」と話し出した。相手を心配させまいと明るく、笑顔で話すも、悲しさを隠しきれないような話しっぷりは、原作のイメージ通りで、彩を演じた宇垣美里が彩の心のうちを丁寧に咀嚼(そしゃく)したからこその演技だと想像させた。
第6話では「彩が実は優しい人なのではないか」と思わせるようなシーンがいくつかあった。例えば、雪の顔に傷があることや「海に来たことがない」との発言を聞いた時、彩はそれ以上踏み込むことはしなかった。他の人のように「ごめん」「かわいそう」などと言うことなく、あえてそこには触れずに話の本題へと入っていく。それができるのは、彼女にも同じように消したい過去、容姿をバカにされ続けた過去があったからなのだろう。
また、海でのシーンは、彩の心の柔らかい部分が、映像と音楽で演出されていたように思える。雲のない夕方の空に向かって投げるサンダル、今までには見せたことのないようなとびっきりの笑顔で海へ足を入れたり、砂浜を駆けまわったりする彩の無邪気な姿…それらを切り取ったスローモーションな映像が美しい。秒数にするとほんの30秒くらいだったが、そんな彩を見て、ほほ笑む雪の姿も相まって、彩の心の優しくて温かい部分が垣間見えた気がした。
さらにそこから雰囲気をガラッと変えて、低めのトーンで「ここまで来たら、今さら生き方変えれないよね…」とつぶやく彩。自分に言い聞かせるようなセリフの後で「私を幸せにするのは誰でもない。私自身なんだって」「私は私の生き方を否定しない」と凛とした表情ではっきりとしゃべる彩からは、彼女の覚悟を見た気がした。幸せを追い求める人たちへのエールとも取れる、彩の言葉。自分の道が正しいのかわからなくなった時には、このシーンのことを思い出したい。深夜に目を潤ませながら、そう感じた。
■破壊力抜群な、ゆあてゃ登場!
ドラマの後半、主人公となったのは雪とリナ(横田真悠)と同じ大学に通う大学生・萌。萌はいわゆる自分らしい服を身にまとい、自分が正しいと思ったことを口にできる人だ。だから、男友達と共に大学で行動することも多い。その反面、リナのような高嶺の花、容姿端麗で男子からチヤホヤされるような女子に対しては劣等感を感じている一面もある。
また、初めてのホストへ行くことになり、緊張する萌の心情を表すかのようなパーカッションの音がぴたっと止まった後で、ゆあは「ねぇ、緊張してる?」「お姫様気分でさ♪」「もう、そんなこと言われたらぴえんだよ〜」と彼女らしい言い回しで萌を元気付ける姿は破壊力抜群! 実際、キャスト発表時から納得の声が多く集まっていた印象だったが、本編で“ゆあてゃ”が登場するとSNSは大盛り上がり。Twitterでは「かわいすぎる!」「めちゃくちゃゆあてゃだ…」と言った声が集まっており、ゆあ姿をアップした齊藤のInstagramの投稿は「好きすぎて苦しい」など称賛のコメントであふれていた。
さらに、萌がホストクラブに入るシーンでの演出は圧巻。ドラマ主題歌「Desire −欲情本能−」(Amber’s)のサビが音量を上げて流れ出すタイミングと、萌が店内へと足を踏み入れる一歩のタイミングが一致。一歩立ち止まり、はっきりとは映らないきらびやかな世界へと歩いていく萌の後ろ姿は、これから萌の身に起こる出来事が暗示されているようだった。このシーンと予告を見た視聴者からは「わくわくする!」「ゾクっとした」「来週が楽しみ」との声が多数。原作でも特に人気なホスト編に期待が高まる。
引用:「齊藤なぎさ」Instagram(@saitou_nagisa)