一瞬、何を言われているのか分からずフリーズしてしまいました。慌てて断ろうとしましたが、義母はまったく聞く耳を持たずにまくし立てます。
義母「どうせ男の子なんてすぐ汚すし壊すんだから、多少ボロくたっていいでしょう? タダでもらえるんならそっちのほうが絶対いいわよ! そういうことだから、じゃあ、またね」
私「ちょっ……ま、待ってください、お義母さ……」
一方的に「お下がりのランドセルを使え」と言われて気分は最悪です。タツキには私がちゃんと新品のランドセルを買ってあげるつもりです。お金を出さないんだったら口も出さないでほしいのです。モヤモヤは募るばかりでした。その日の夜、帰宅した夫に早速相談してみると……。
今回は義母のとんでもない申し出で心を乱されてしまいました。しかし夫が義母に賛同するのでなく、タツキの気持ちを一番に考えてくれてよかったです。夫がきっぱり「断る」と決めてくれたので、後のことは夫に任せたいと思っています。
中編へ続く。
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