朝、幼稚園の支度をさせながらのんびり朝食を摂る長男に声をかけ、イヤイヤ期真っただ中の次男を何とかなだめながら登園の準備をします。その間、旦那は自分のペースで起きてきて、新聞を読みながら朝食。しっかりと身支度を整えて出かけていくのです。
確かに、長男を妊娠した頃(5年前)、旦那は転職をしたばかりでした。新しい会社に慣れるために懸命に働き、激務の日々が続いていました。長男が産まれてからも、本当は一緒に育児を頑張りたかったのですが、どうにも頼れる状態でもなく、私は仕事を辞め、ひとりで家事も育児もこなしてきました。そしてそれがいつの間にか「当たり前」の流れになり、家庭の中の役割分担に明確に線引きをされてしまったのです。
私も目の前の育児に精一杯で、旦那の態度にモヤっとすることはありましたが、正直あまりもめ事を起こしたくないという気持ちもありました。出産直前までは私も働いていたので、外で働く大変さも知っているつもりです。忙しい仕事を家族のために頑張ってくれていることには、本当に感謝しています。でもこうも明確な線引きをされ、少しの家事の手伝いを頼もうにも、毎回嫌な顔をされてしまってはたまったものではありません。
育児に参加できないのであれば、その分少しの家事くらい手伝ってくれてもいいと思うし、そもそもお互いに相手を気遣う気持ちがなければ、一緒に暮らしていけません。
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中編へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・チル 編集・木村亜希