写真 琉球入団の決め手は熱意だったと語った張本智和 (C)ORICON NewS inc. |
卓球の張本智和選手(18)が20日、都内でTリーグ「琉球アスティーダ」入団会見を行った。
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張本は世界ランキング最高位3位と名実ともに卓球日本代表のエース。今回の選手契約は3年間で、「世界を獲りいくよ。」のスローガンの通り、2年後のパリ五輪でのメダル獲得をチームでサポートする。また、ブロックチェーン技術を利用したクラブトークンの「アスティーダトークン」を入団記念で進呈し、試合でも付与。サッカー界の世界的スターのリオネル・メッシがパリ・サンジェルマンとの契約金の一部にクラブトークンが採用されたことが大きな話題となっていたが、プロ卓球チームでは世界初の試みとなる。
張本は初年度から4シーズンにわたり、Tリーグでは木下マイスター東京でプレーしていたが、3月末で木下グループとの所属契約が終了していた。ドイツのノイ・ウルムから欧州CLへの参戦も決め、来季は2つのリーグを掛け持ちする。
琉球アスティーダスポーツクラブ代表の早川周作氏と会見に参加した張本は「この度、琉球アスティーダとTリーグで3年契約をさせていただくことになりました」とあいさつ。「契約の1番の決めては早川社長の熱意。Tリーグ1年目から卓球に対する熱意や選手に対するリスペクトを違うチームではありましたけど間近に感じていた。卓球が大好きなんだと感じていたので、そこが1番です」と話していた。
本拠地が沖縄のチームであるが、いつでも都内で練習相手と練習環境が整えられ、マッサージなどの体のフォローも万全という。張本は「ここまでサポートしていただいたからには、しっかり頑張らないと」と意気込んでいた。
沖縄の印象については「今までは沖縄の対戦相手として、アウェイマッチでいかせていただいた。対戦相手としては嫌。地域密着で応援していた。これが味方になると思うと心強い」とにっこり。卓球以外では「海ぶどうが有名と聞いたんですけど、まだ食べたことないので」と食の楽しみも口にしていた。
また、昨季は東京で優勝し、MVPを獲得した張本は「来季は自分がチームを引っ張る」と決意。3月の男子プレーオフファイナル後に起きた、まさかの移籍劇だったが張本は「優勝した時点でのコメントにウソはないです」と苦笑いを浮かべていた。
琉球アスティーダのユニフォームにも袖を通し「明るいレッドで元気が出るユニフォーム。とても新鮮な気持ち。楽しみです」と力を込め、目標を優勝に定めていた。