ほんの15〜20年前までパチスロで生計を立てる若者がいた 今はどうなってる?

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2022年05月21日 06:20  キャリコネニュース

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みなさんは、パチスロという単語を目にして、どんな印象を抱くだろうか。大方「胡散臭い」「依存症がやるギャンブル」といった感じじゃないかな。

これを否定する気、全くござんせん! 現在のパチスロは勝ちにくく、負けるのは簡単な遊技になっている。さらに言えば、今はアニメ版権だのメーカーオリジナルの美少女爆乳キャラの出る台も多く、オタクウケを狙った機種だらけ。なので世間体を気にするなら手を出さないに限るような遊戯になってしまった。

僕は2003年からパチスロをするようになったが、収支を見れば勝ちにくくなっているのが丸わかり。長年収支を記録し続けてきたから断言できるが、昔と今とでは適当に打ったときの負けっぷりは天地ほどの違いがある。

そりゃ昔も負ける時はびっくりするぐらい負けたものだが、少なくとも薄いフラグを引ければ形勢逆転は可能だった。しかし、現行のパチスロ(6号機と区分される)では、どんなに連チャンしようと必ず、最大2400枚獲得すると一旦通常状態に落ちる。そのくせハマリとなると昔とほぼ同じ。

まあこうなったのも外部の再三の忠告を無視して射幸性第一で苛烈な出玉合戦をメーカーが繰り広げ、ホールもユーザーもそれに乗っかったことが原因。いわば天罰みたいなものである。今日は、こうした地獄みたいな惨状が広がる以前の話をしていきたい。(文:松本ミゾレ)

「適当にエナってるだけで最低でも日当3万くらいはあった」

先日、5ちゃんねるに「昔ってスロットだけで生活してた奴おったんやな」というスレッドが立っていた。このスレッドに書き込まれた、昔を知っているパチスロユーザーの声というものを、まずはご覧いただきたい。

「その時の蓄えで今無職やわ」
「ワイの先輩くそほど稼いどったな。そのまま院やめて失踪したけど」
「適当にエナってるだけで最低でも日当3万くらいはあったからな。みんなわざわざネット使ってまで調べんような時代やったし」
「クランキーコンドルとかいうリプレイ外しができれば設定1でも機械割100パー超えの激甘台が登場してから専業がドバッと増えた」

と、こんな具合。「リプレイ外し」という言葉が出ているが、これは要は、当時のパチスロはジャックインという手順を3回経てボーナスを終わらせるという仕組みがあったんだけど、そのジャックインを意図的に遅らせて、最大限ボーナスゲームを引き延ばすという戦法。

僕が覚えている限り、パチスロ4号機区分の頃にはこれが出来ない若いユーザーはいなかった。特に大量獲得機ともなると、このリプレイ外しを駆使することで最大711枚獲得可能だが、リプレイ外しができないと、下手すれば500枚程度で終わってしまう。

それでも多い枚数なんだけどもね、今考えれば。今の6号機のボーナスなんて、250枚もらえれば御の字なので。

とにかく、リプレイ外しをすれば1回のビッグボーナスごとに数千円分のメダルが、平打ちと比較すると獲得できた。だからみんな、ちゃんとリールを見て遊技をしていたというわけ。

それからビタ押しという、リールを任意のタイミングでしっかり止める技術も会得できれば鬼に金棒。これだけで、たとえば8枚の払い出しが15枚に格上げされるなど、この技もまた収支に大きなアドバンテージをもたらしていた。まあビタ押しが出来る人はリプレイ外しも出来るんだけどもね。

またはストック機なんかもあったので、ボーナスの連チャンをしやすいゾーンを記憶して、そこだけ狙い打ってみたり、朝一のリセットが掛かっていれば熱い機種を朝から狙うという人は結構いた。

僕は朝が弱かったので、この戦法はほとんど試せなかったが、1つ上のボーイスカウトの先輩はこのやり方で車を一括で購入するぐらいの資金を得ていたのでびっくりしたことがある。

それに、当時は大っぴらにホールがイベントもやれた時代なので、それに誘われて出向き、結果的に良い台を掴めて勝っちゃったってことも今より多かった。当時は、今よりも全然大学生とか低所得者にとってはパラダイスのような施設だったのである。

昔は業界全体が潤っていたからユーザーに還元できた

ただ、現行の6号機が果たして食えないのかといえば、そういうわけでもない。可食部が少ないだけで、肉はまだあるといった感じといえば分かりやすいか。

今もパチプロはいる。ちゃんとしっかり熱い日にホールに行き、抽選を経て狙い台をゲットして、終日ぶん回すような人はまだいて、そういう人は昔には及ばずともちゃんと結果も得てはいる。

しかし、昔に比べるとやってられないほどの効率の悪い稼ぎ方である。うちの近所にもそういう人はまだいるけど、なんだろう、いつ見ても同じジャージ。「ああ、この人にはこれしかないんだな」と思ってしまうところだ。

そもそもパチプロなんて納税とか就労とか、国民の義務を無視して自分勝手に生きてる人だから、同情するという感じでもないけれども。

今まだプロとしてパチンコホールにしがみついてる人たちというのは、大変な我慢強さを発揮しているけども、こういう人って20年ほど前に誰でもちゃんとやれば勝てた時代を経験してきた頃の幻影のように感じられる。

「その情熱を何か別のことに使っていれば、今頃……」なんて思っちゃうこともあるが、僕の知人にもそういうのがいるのであんまり書くと気分を害されてしまうかな!

とにかく、昔に比べると今はスロットでは稼げないし、何なら昔と同じく設定6でも負けることはある。こう考えると、出玉への規制やブレーキってしっかり機能してるというか、随分健全化してきたよね。

そもそも昔、パチスロでめちゃくちゃ勝てる人がいたのも業界が今より潤っていたからだ。ユーザーも全然多かったし、ホールが導入するパチスロ機も今みたいな無駄な役モノがなくて安かった。かかるコストが今より少なかったので、お祭りみたいな還元をするホールもそこかしこにあったのである。そういう時代だった、ということだろう。

このニュースに関するつぶやき

  • 毎日一万円勝っても、月に30万の収入だぜ?馬鹿しかやらんわ。ハイリスク・ローリターンの典型。おまけに依存症や犯罪の温床だ。全面禁止で良いぜ。
    • イイネ!11
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