堤礼実アナがオークスで注目している馬とは?「桜花賞の走りを見て次走が楽しみになった」

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2022年05月22日 11:21  webスポルティーバ

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堤 礼実連載:『華麗なるウマ話』第35回

スポルティーバとフジテレビの競馬中継番組『みんなのKEIBA』とのコラボ企画、堤礼実アナウンサーの連載『華麗なるウマ話』。今回は、熾烈な争いとなった牝馬クラシック第1弾の桜花賞を振り返ってもらいつつ、第2弾のオークスで注目している馬などについて話をうかがった――。

「HERO IS COMING.」

 今年のJRAのキャッチコピーです。

 以前も、「私のなかでこのキャッチコピーがしっくりきている」という話をしましたが、最近ますますその思いを強くしています。

 というのも、今年のGIレースでは1番人気の馬がなかなか勝てず、その一方で、人気順を覆して意外な馬が次々と勝っていく――そんな流れは、止まるどころか、むしろ勢いを増しているように感じるからです。

 まさに、"ヒーローがやってくる"をレースのたびに実感しています。

 3歳牝馬の一冠目、GI桜花賞を勝ったのも、7番人気のスターズオンアースでした。混戦と目されていた今年の桜花賞にあって、この馬も上位候補の一頭だとは思っていましたが、正直なところ、こうして勝ってしまうとは驚きました。

 最後は内を行く2着のウォーターナビレラ、3着のナムラクレアの2頭を横目に見ながら、見事な差しきり勝ち。鮮やかな勝ち方は本当にかっこよく、その名のとおりのスター性を感じました。鞍上の川田将雅騎手も、この馬の能力を存分に引き出す、さすがの騎乗でした。

 とはいえ、勝負は紙一重。負けた馬のなかで個人的に気になったのは、4着のサークルオブライフです。

 桜花賞は外枠が不利と言われているうえ、今回の馬場状態は外があまりよくなかったと聞いています。当然、8枠のサークルオブライフは大変だったと思いますが、それでも最後の直線ではグッと伸びてきました。結果は惜しくも馬券圏外でしたが、内容的に見て、次走が楽しみになる走りだったと思います。

 こうなると、一段と興味深いのはGIオークスです。サークルオブライフに限らず、桜花賞で敗れた馬たちは巻き返しを図ってくるはず。桜花賞同様、見応えのあるレースになるのではないでしょうか。

 桜花賞組以外で目がいくのは、アートハウスです。前走のリステッド競走・忘れな草賞では、2着に3馬身差をつけての圧勝。もしかしたら、とんでもなく強い馬なのではないだろうか、と密かに期待を膨らませています。

 冒頭でも触れたように、今年のGIレースは荒れる傾向が依然として続いており、落ち着く気配が見られません。きっとオークスもまた、ひと筋縄ではいかないレースになるのではないでしょうか。というより、それをどこかで期待している自分がいます(苦笑)。

 また、オークスでは観客の入場制限が大幅に緩和され、最大7万人が入るそうです。

 先日のGINHKマイルカップの時も、およそ2万5000人の競馬ファンがスタンドに入っていました。これまでの閑散としたスタンドに比べると、見た目にも圧倒的に人の数が多かったので、「この光景、久しぶりだな」と、ドキドキしました。

 そう言えば、入場門の前にも、久しぶりにお客さんが並んでいました。それを見た時にも、なんだか懐かしい気持ちになりました。「そうそう、前はいつもこう人がたくさんいたなぁ」と。

 些細なことのようですが、かつての日常が戻り始めているのを、肌で感じられた光景でした。

 コロナ前の"日常"を思い出してみると、以前は年に数回、各競馬場の開催最終日最終レースのあとに、馬場の一般開放がありました。今年は皐月賞が行なわれた春の中山開催最終日に、中山競馬場では3年ぶりとなる馬場開放があったようです。

 限られた範囲ではあるのですが、一般の人たちも芝コースのなかに入り、走ったり、寝転がったり、写真を撮ったりして楽しめるのです。私も何年か前に番組の企画で、馬の着ぐるみを着て走らせてもらったことがあります(笑)。

 スタンドから見ているだけだとわかりませんが、いざ走ってみると、これが本当に走りにくい! 芝は意外と深いし、その下の土も少し湿っているので、足をとられるような感覚があって、見ると走るとでは全然違うのです。

 競走馬たちが感じている苦労の、ほんのひとかけらくらいは、私も体感できたかもしれません(笑)。

 まだまだ声を出して声援を送るというわけにはいきませんが、こうしたイベントの開催も含め、さまざまな制限が段階的に緩和され、日常が少しでも戻ってくることを願っています。

Profile
堤 礼実(つつみ・れいみ) 2016年フジテレビ入社。
1993年11月23日生まれ、米国カリフォルニア州サンノゼ出身。
血液型:O型。趣味:ミュージカル鑑賞、ダンス。
好きなもの:東宝ミュージカル、宝塚歌劇、ハプスブルク家、
パクチー、チーズ。
モットー:「一瞬一瞬を大切に」「意志のあるところに道はある」

『みんなのKEIBA』(毎週日曜・午後3時00分〜)
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