セリエA第38節(最終節)が22日に行われ、ミランがサッスオーロを3−0で下した。この結果、ミランが2010−11シーズン以来となる、19回目のセリエA制覇を達成している。
引き分け以上で自力での優勝を決められるミランは、前半からフルスロットルで攻撃。17分、ハーフウェーライン付近でボールを奪ったラファエル・レオンが左サイドを突破すると、中央への折り返しをオリヴィエ・ジルーが左足で押し込む。貴重な先制ゴールを記録した。
32分には敵陣深くで再びレオンがボール奪取。左サイドから切り込んで中央へ送ると、またもジルーが左足で沈めた。続く36分には得意のハイプレスでボールを奪うと、レオンの折り返しに走り込んだのはフランク・ケシエ。左足でのダイレクトシュートがネットを揺らし、ミランが前半で優勝を決定付けた。
後半に入ると、73分にズラタン・イブラヒモヴィッチをピッチへ。78分には自陣からのロングボールに抜け出したレオンのクロスを、イブラヒモヴィッチが頭で押し込むも、これはオフサイドの判定に。
最終的に、試合は3−0でタイムアップ。ジルー、レオンらが躍動したミランが、11シーズンぶりとなるスクデット獲得を決めた。
戦前の順位で2位のインテルは、勝利した上でミランが敗れると逆転優勝が決まる状況だった。スコアレスで折り返した後半、49分にニコロ・バレッラのパスを受けたイヴァン・ペリシッチが左足でネットを揺らす。55分、57分にはホアキン・コレアが立て続けにゴールを記録。サンプドリアとの一戦を3−0で制したものの、優勝まではあと一歩届かなかった。