GTWCアジア第1戦セパンはメルセデスとポルシェが優勝を分け合う。ヨギボーは2戦連続の4位

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2022年05月23日 12:50  AUTOSPORT web

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GTワールドチャレンジ・アジア第1戦セパン レース1スタート
5月20〜22日、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットでGTワールドチャレンジ・アジア第1戦が開催され、トリプルエイトJMRの99号車メルセデスAMG GT3(H.H.プリンス・アブドゥル・ラーマン・イブラヒム/ニック・フォスター)がレース1を、EBMギガ・レーシングの11号車ポルシェ911 GT3 R(エイドリアン・ダ・シルバ/アール・バンバー)が制した。

 2020年以降、新型コロナウイルス感染拡大による渡航制限の影響でシリーズが開催されていなかったGTワールドチャレンジ・アジア。『WE ARE BACK』というキャッチフレーズで迎えた2022年第1戦の舞台は、マレーシアのセパンサーキットとなった。

 8台がエントリーした第1戦は5月19日(木)から走行がスタートしたが、5月21日(土)に行われた予選1回目では、日本からの唯一のエントリーであるヨギボー・レーシングの27号車フェラーリ488 GT3が、横溝直輝のアタックで記念すべきシーズン最初のポールポジションを獲得。予選2回目では、ル・マンウイナーであるバンバーがドライブしたEBMギガ・レーシングの11号車ポルシェ911 GT3 Rがポールポジションとなった。

 5月21日(土)の現地時間午後3時15分から行われたレース1では、横溝がスタートドライバーを務めたヨギボー・レーシングのフェラーリがリード。トリプルエイトJMRの888号車メルセデスAMG GT3を駆るH.H.プリンス・アブ・バーカー・イブラヒム、デビッド・パンがドライブするエルフ・バー・レーシング・チームXワークスの91号車アウディR8 LMSをリードしていく。

 ただ、アブ・バーカー・イブラヒムはメカニカルトラブルでピットインを強いられ、パンは後方から迫ったダ・シルバが駆るEBMギガ・レーシングの11号車ポルシェとの戦いのなかで接触。リタイアを喫した。

 そんな戦いを後目にリードを広げた横溝はピットウインドウがオープンすると密山祥吾に交代したが、ここで左フロントタイヤの交換に時間がかかってしまい、5番手に後退してしまった。

 一方トップ争いは、ピットインで先行したアブドゥル・ラーマン・イブラヒム/フォスター組99号車メルセデスがリードを奪い、レース1を制することに。ジョホールの王子であるアブドゥル・ラーマン・イブラヒムは嬉しい優勝を飾った。2位はEBMギガ・レーシングのダ・シルバ/バンバー組11号車ポルシェ、3位は同じくEBMギガ・レーシングのセティアワン・サントソ/レイド・ハーカー組8号車ポルシェとなった。ヨギボー・レーシングは密山が追い上げたものの、4位でレース1を終えた。

 5月22日(日)に行われたレース2では、バンバーがスタートドライバーを務めたEBMギガ・レーシングの11号車ポルシェがスタートからリード。トリプルエイトJMRの99号車メルセデス、EBMギガ・レーシングの8号車ポルシェ、トリプルエイトJMRの888号車メルセデスと続く。

 レース1で表彰台に入った上位陣には15秒、10秒、5秒のサクセス・ペナルティが科されていたが、バンバーは序盤から大きくリードを広げると、サクセス・ペナルティを跳ね返しそのままリードをキープ。EBMギガ・レーシングの11号車ポルシェがレース2を制した。2位はトリプルエイトJMRの888号車メルセデスAMG GT3(アブ・バーカー・イブラヒム/ジャズマン・ジャファー)、3位はEBMギガ・レーシングの8号車ポルシェ911 GT3 R(サントソ/ハーカー)となった。

 密山がスタートドライバーを務めたヨギボー・レーシングの27号車フェラーリは、終盤横溝が追い上げ99号車メルセデスをかわし、2戦連続の4位でレースを終えることになった。

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