3連勝のロバンペラ「今回の勝利は自分でも予想外だった」/WRC第4戦ポルトガル デイ4後コメント

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2022年05月23日 13:40  AUTOSPORT web

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3連勝を飾ったカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2022年WRC第4戦ポルトガル
WRC世界ラリー選手権は5月22日、2022年シーズン第4戦ポルトガルの競技最終日を迎え、デイ4のSS17〜21が行われた。この前日にTOYOTA GAZOO Racing WRTのチームメイトを逆転し総合トップに躍り出たカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)は、エルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)との一騎打ちを制して優勝。今季3勝目を3連勝でマークしている。そんな『ラリー・ポルトガル』の全日程を終えた各チームからドライバーコメントが発表された。

■Mスポーツ・フォードWRT
●クレイグ・ブリーン(#42 フォード・プーマ・ラリー1)/総合8位
「ポルトガルで最高の週末を過ごしたとは言えないのは明らかだ。金曜日に良いスタートを切ったが、残念ながら同じ日の午後にパンクが起きて台無しになった。週末を通してマシンを改善したから、さらに自信を高めることができたけれど、不運にもブレーキの問題のせいで、今日はパワーステージでポイントを争うことはできなかった」

「今はもう(次戦のイタリア・ラリー・)サルディニアに集中している。そこでは自分たちのチャンピオンシップを軌道に戻すために、可能な限り最高の仕事をするつもりだ」

●ガス・グリーンスミス(#44 フォード・プーマ・ラリー1)/総合19位
「金曜日のスタートは本当に良かった。その日の終わりには表彰台を争っていた。今週末は表彰台を目指していたんだ。残念だけど、タイヤ選択を誤り、土曜日の午前中にはパンクもあって、表彰台争いからは外れてしまった。5番手から8番手に順位を落として、その後は徐々に遅れを取り戻すだけになってしまった」

「土曜日の午後、もう少しスピードを出そうと土手を使ったが、そこに大きな岩があり、リヤサスペンションを壊してしまった。日曜日はひたすら走り回るだけだったので、確かにベストリザルトとは言えないし、あまり満足していない。しかし金曜日のパフォーマンスを考えれば、多くのポジティブな面がある」

●アドリアン・フルモー(#16 フォード・プーマ・ラリー1)/総合9位
「自信を取り戻すのには良いラリーだった。最後まで完走でき、チャンピオンシップとマニュファクチャラーズチャンピオンシップのためにいくらかポイントを獲得できて満足だ。この新世代マシンでグラベルに戻れたのは最高だった。今はサルディニアを楽しみにしている」

●ピエール-ルイ・ルーベ(#7 フォード・プーマ・ラリー1)/総合7位
「グラベルでの初走行となった週末に満足しているよ。ペースが出ていたし、すべてが良い方に動いたから、サルディニアを控えて多くのことを学ぶことができた。正しい選択をすれば、次戦でも金曜日のポルトガルで出したようなペースが出せるだろう」

●セバスチャン・ローブ(#19 フォード・プーマ・ラリー1)/リタイア
「自分の週末に満足できないのは確かだ。土曜日の午前中に終わってしまうとは、そんなことは予想していなかった。前日にミスをし、土曜日にはターボを壊してしまったのはまずかった」

「だが一方では、ラリー序盤のマシンは素晴らしかったし、速さがあった。4つのステージを終えた時点では首位にいたのだから、非常に良いスタートだった。それが覚えておきたいポジティブなことだし、そこから経験を得たいと思う。今年後半にまたこのマシンを試すチャンスがあることを願っている」

■ヒョンデ・シェル・モビスWRT
●ティエリー・ヌービル(#11 ヒョンデi20 Nラリー1)/総合5位
「今週末は全力を尽くしたし、パワーステージではこの週末からできるだけ多くのポイントを獲得しようと、懸命にプッシュした。でも最高の週末ということにはならなかった。マシンを最後まで持ち帰って13ポイントを獲得し、まだチャンピオンシップで2位につけているけれど、トップとの差は広がっている」

「マシンにはポジティブな点がいくつかある。快適なフィーリングだし、スピードが出るところも見せてきた。だが、さらに作業をする必要があるのは間違いない。優勝のためにプッシュできることはわかっているが、問題が起きてスピードが落ちるのは良いことではない」

「ラリーの主催者には祝意を伝えたい。素晴らしい仕事だったし、今週末は昔からのスターとクルマが登場して、ファンにとって最高のショーになった」

●オット・タナク(#8 ヒョンデi20 Nラリー1)/総合6位
「苛立っているという以外に、僕たちの週末を言い表す言葉はないよ。すべてのステージを完走し、いくつか異なることを学ぼうとしていた。このラリーから学んで次のラリーで多少なりとも改善できることを願っている」

「僕たちはかなり離されているから、やるべき仕事がたくさんある。多くの作業が待っているんだ。必要な自信を持つのが全体的に難しかったが、状況を好転させるには、ハードワークをやる以外に選択肢はない」

●ダニ・ソルド(#6 ヒョンデi20 Nラリー1)/総合3位
「表彰台でこのラリーを終えることができて本当にうれしい。新しいヒュンダイi20Nラリー1で競う初めてのイベントは、僕たちにとって決して簡単なものではなかった」

「週末中はベストを尽くしたけれど、ステージごとにマシンについて学び、マシンの特性に合わせてドライビングを調整する必要があった。僕たちは3位でフィニッシュしたが、ギャップを縮めるためにいっそうの努力をしなければならないことは分かっている」

「カンディード(・カレラ/コドライバー)は素晴らしい仕事をしてくれた。チームのためにも、難しいラリーでトップ3のリザルトを出せたことをうれしく思うよ。タカ(勝田貴元)は残念だったね。彼は素晴らしいラリーをしていたので、同様に表彰台に上がれるほどの力があったと思う」

■TOYOTA GAZOO Racing WRT
●エルフィン・エバンス(#33 トヨタGRヤリス・ラリー1)/総合2位
「素晴らしい走りで優勝したカッレ(・ロバンペラ)に脱帽だ。僕たちもいいスタートを切ったと思うが、彼は週末にかけてどんどん速くなっていった」

「今日はフィーリングがあまり良くなく、完全にはリラックスすることができず、思うように力を発揮することができなかった。このクルマを自分のものにするためには、まだやらなければならないことがあるのは明らかだが、それでもグラベルでの最初のイベントとしては、全体的にパフォーマンスはとても良かったと思う」

「今日の結果は残念だったが、ふたたび表彰台に上れたことはうれしいし、ここからさらに上を目指していきたいと思う」

●カッレ・ロバンペラ(#69 トヨタGRヤリス・ラリー1)/総合優勝
「今回の勝利は、自分でも少し予想外だった。金曜日に出走順1番手でステージをスタートして、このように優勝争いをすることができるとは思っていなかったんだ」

「それでも、前を走るクルマに離されないように頑張り、そこから巻き返すことができた。走りのペースは最初から最後まで良く、問題も起きず、最大ポイントを獲得できたので本当に良かったよ」

「今回はコンディションが本当に厳しくて、ライバルのクルマにはいろいろなトラブルが起きていたが、自分たちのクルマはつねにパーフェクトだったので、チームにとても感謝している。チームのみんなにも、この結果を誇りに思ってもらいたい」

●セバスチャン・オジエ(#1 トヨタGRヤリス・ラリー1)/総合51位
「ワン・ツー・フィニッシュという素晴らしい結果を残したチームに、おめでとうと言いたい。僕自身は、金曜日にトップ争いに加わろうかというタイミングで不運に見舞われ、厳しい週末になってしまった」

「それでも、グラベルでこのクルマの走らせかたを発見し、学ぶことができたのはポジティブなことだ。何キロか走ったことでクルマのことをよく理解できましたし、とても意味のある週末になったと思う」

「ラリー終盤には、スタートした時よりもフィーリングがかなり良くなっていた。今回の結果によって、このクルマがグラベルでも強いということが分かったし、チームと一緒に戦う次のラリーが楽しみだよ」

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