写真 前倒しで会見を開始したトム・クルーズ (C)ORICON NewS inc. |
ハリウッド俳優のトム・クルーズ(59)が23日、都内で開催された映画『トップガン マーヴェリック』(5月27日公開)の記者会見に出席。トムの来日は3年10ヶ月ぶり、24回目。トムは「また日本に帰ってくることができて、感慨深いです。皆さんに会えてうれしいです」と笑顔を見せた。
【動画】トム・クルーズ、約4年ぶりの来日に笑顔!トップガン続編制作への思いを語る ハリウッドスターが予定時刻に遅れて会場入りすることはよくあることだが、この日トムと製作のジェリー・ブラッカイマー(78)は予定よりも早く会場に到着し、20分早く会見がスタート。すでに劇場公開を2年待つことになった本作を、早くファンに届けたいというトムの前のめりな、意気込みを感じさせた。
『トップガン』は、アメリカのエリート・パイロットチーム“トップガン”のパイロット、マーベリック(トム・クルーズ)とその仲間たちが過酷なミッションに挑んだ物語。その続編となる本作は、世界の危機を回避する絶対不可能な極秘ミッション達成のため、トップガン史上最高のパイロットでありながら、常識破りな性格で組織から追いやられた“マーヴェリック”がトップガンに復帰。若きトップガンと共にこのミッションに命を懸ける、胸熱なストーリーが展開する。
トムは「私は、ファンに喜んでもらうために映画を作るっているんですが、『トップガン』は何十年も続編を求めてもらいましたが、私には準備ができていなかったんです。ほかにやりたいこともいろいろあったし、続編を作るなら前作同様にジェリーと一緒に作りたかった。正しい続編とは何なのかをきちんと見つけなくてはいけなかった。戦闘機のコックピットに座っているような体験と、エモーショナルなストーリー、そのすべてが正しくそろったから作ることができました。 単に1本の映画を作ったのではなく、自分の限界をもっと超えるチャレンジをして、もっと観客の皆さんに楽しんでもらいたい想いで作りました」と、続編を作るまでに30年以上かかってしまった理由を説明した。
本作でもっともこだわったところの一つは、「米海軍のF/A-18戦闘機のコックピットにいるような飛行体験ができる」ところ。これを実現するために、撮影機材の開発、米海軍の協力、そして、出演俳優たちが実際に戦闘機に乗って撮影するために特殊なトレーニングを積んだことなど、トライ・アンド・エラーの繰り返しだった制作の裏側については、「何時間でも延々と語ってしまいます」と白い歯を見せた。さらに、「“生きること”を讃える映画になった」と観客に共感してもらえるキャラクターを中心としたストーリーにも自信をのぞかせた。
「『トップガン』の続編を作るというのは、容易な選択ではありませんでした。期待してくれている人たちを失望させたくない、という気持ちもありました」と、プレッシャーを感じていたことにも言及。「予定してた公開時期から2年待つことになりました。こういう時代だからこそ、この映画を観て、帰る時には笑顔になってもらいたい」「映画館で観る時には、身を乗り出すようにして観てほしいです!(笑)」「最初の『トップガン』を観た時、最高な気分で劇場を後にした記憶がある人には、その特別な感覚を再び味わっていただきたい」と、話していた。
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