名和晃平の個展「生成する表皮」が十和田市現代美術館で開催 初期の作品から最新作までを展示

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2022年05月23日 19:22  Fashionsnap.com

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名和晃平《Biomatrix》2018年

Image by: 提供:SCAI THE BATHHOUSE 写真:豊永政史 | Sandwich
彫刻家の名和晃平が、個展「生成する表皮」を、十和田市現代美術館と十和田市に9 月から開館する地域交流センター(仮称)で開催する。期間は十和田市現代美術館が6月18日から11月20日まで、地域交流センター(仮称)が10月1日から11月20日まで。

 名和晃平は、京都を拠点に活動する彫刻家。「Sandwich」の代表や京都芸術大学の教授を務め、「セル(細胞・粒)で世界を認識する」という視点を軸に、ガラスや液体などのさまざまな素材や技法を取り入れ、彫刻の新たなあり方を追求する作品づくりを行っている。
 同展のタイトル「生成する表皮(Generative Interface)」は、名和の作品に共通して見られる制作概念を表しており、名和の大学院生時代の作品「Esquisse」や、レンズ効果で視点の移動とともに表皮が映像的に姿を変える代表作の「PixCell」シリーズといった過去作から、同展のために制作された最新作「Biomatrix (W)」や、「White Code」シリーズの新作まで幅広く展示することで、名和の活動の変遷を振り返ることができるという。9月に十和田市のまちなかに開館する地域交流センター(仮称)では、版画作品「Array - Black」シリーズの「Dot」や「Line」の平面作品を展示する。
 そのほか、名和が登壇するアーティスト・トークを6月18日に開催するほか、6月25日と8月7日には学芸員によるギャラリートークを実施。今後もさまざまなパブリック・プログラムを実施するという。

■名和晃平「生成する表皮」十和田市現代美術館会期:2022年6月18日(土)〜11月20日(日)開館時間:9:00〜17:00(入場は閉館の30分前まで)住所:青森県十和田市西二番町10-9休館日:月曜日観覧料: 1800円(常設展込み)/高校生以下無料。 ■名和晃平「生成する表皮」(仮称)地域交流センター会期:2022年10月1日(土)〜11月20日(日)※予定開館時間:9:00〜17:00(入場は閉館の30分前まで)※予定休館日: 月曜日(祝日の場合はその翌日)※美術館の休館日に準じます。観覧料: 無料
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