ヤクルト、一丸で交流戦初戦サヨナラ勝ち 高津監督は田口の好救援を称える

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2022年05月24日 23:54  ベースボールキング

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ヤクルト 田口麗斗
○ ヤクルト 3x − 1 日本ハム ●
<1回戦・神宮>

 緊迫した一戦にけりをつけたのは、4番の特大の一発だった。

 同点で迎えた延長11回二死一塁、カウント1−0から村上宗隆がバックスクリーン左へ14号サヨナラ2ラン。「しっかり自分のスイングをして、相手の球を打ち返す」と決めていたと、殊勲打を放った主砲は胸を張った。

 この日は延長10回、今野龍太が連打と四球で無死満塁と最大のピンチを迎えたが、田口麗斗が好リリーフでチームの窮地を救った。

 150キロのストレートで清宮幸太郎を三振に切って取ると、続く万波中正の鋭い打球を遊撃手の長岡秀樹がジャンピングキャッチし二死に。最後は、フルカウントから宇佐見真吾を高めの速球で空振り三振。気迫の投球で、日本ハムに勝ち越しを許さなかった。

 高津臣吾監督は田口に対して「気持ちは入っていたけど、冷静に投げ込めたのかなと思います」と、絶対絶命のピンチを切り抜けた左腕をたたえた。

 打線は7回まで日本ハム先発の加藤貴之から得点を挙げることができなかったが、1点ビハインドの8回二死から代打で登場した高卒2年目の19歳、内山壮真がバックスクリーンへプロ初本塁打となる1号ソロ。

 「2アウトだったので一発を狙っていました。追い込まれていましたが良いスイングができました」と、日本ハム2番手・堀瑞輝のスライダーを見事に仕留め、次代の正捕手が一振りでチームに流れを呼び込んだ。

 試合後のヒーローインタビューで村上は「チーム一丸の勝利だと思います」と語った。まさにチーム全員で勝利をもぎ取った一戦。

 交流戦の初戦を勝利で飾り、幸先良いスタートを切ったヤクルト。リーグ首位を守り、このまま連勝街道を突き進む。


取材・文=別府勉(べっぷ・つとむ)

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  • そりゃそうでしよ、元巨人で鍛え上げられた田口君ですから!
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