エヴァートンに所属するイングランド代表FWドミニク・カルヴァート・ルーウィンが、今シーズンの苦悩について語った。24日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。
エヴァートンは今シーズン、序盤から苦戦が続き下位に低迷。1月にはラファエル・ベニテス前監督が解任され、フランク・ランパード監督が就任したが、調子は上向かず、シーズン終盤まで残留争いを余儀なくされた。過去2シーズンはリーグ戦30試合以上に出場し、二桁ゴールを記録していたC・ルーウィンも、今シーズンは負傷に苦しみ、わずか17試合の出場で5ゴールという結果に終わっている。
今シーズンを振り返ったC・ルーウィンは「私の人生とキャリアの中で最も困難な時期だった」と語り、自身がメンタルに問題を抱え、精神状態に苦しんでいたことを明かした。
「間違いなく困難な時期だった。今シーズンは自分自身について深く掘り下げる必要があり、様々なことに耐えなくてはならなかった。今シーズンで学んだことは、自分の本当の気持ちに正直であることは恥ではないということだ。家族や友人、話を聞いてくれる人に悩みを打ち明けたことで、私は救われた。物事が見かけほど悪くはないと感じることができたし、真の強さとは自分の弱さに直面できることだと気付かせてくれた」
また、C・ルーウィンは、プレミアリーグ残留という目標を達成できたのは、サポーターの存在があったからだと語り、感謝の思いを述べた。
「今シーズン最大の目標はプレミアリーグに残留することだったが、サポーターの力なしに達成することはできなかったと思う。支えてくれた人々、そして鼓舞し続けてくれたサポーターには感謝しているよ。結果的に最高の形でシーズンを終えられた。私にとってはそれがすべてだよ」
苦悩を乗り越え、「真の強さ」に気付いたC・ルーウィン。サポーターの声援を背に、来シーズンはどんな活躍を見せてくれるのだろうか。