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写真![]() (東北大学のWebサイトより) |
東北大学は、トレーニング中またはトレーニング後の着圧サポーターの着用は、運動後の筋力回復を促進するとはいえないという研究結果を発表しました。
着圧サポーターは、筋肉や関節に一定の圧力をかける装着具で、怪我の予防や疲労の回復に効果があるとされていました。しかし、同大学では有益な効果に関するエビデンスが十分でないとして、同研究を実施。
研究では、過去に行われた複数の研究結果を解析。運動の種類、着圧サポーターを貼る部位とタイミング、運動終了からその後の検査までの時間を考慮しながら分析しました。その結果、着圧サポーターを使用しても、トレーニング中・トレーニング後の筋力回復には効果があるとは言えないことが示されたということです。
同大学は、「身体運動による筋力への悪影響を軽減するための補助方法として人気の着圧サポーター使用を再考し、代替方法を模索する必要性が示唆された」とコメントしています。
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