ワイン商人が友人らとヌードカレンダーを制作、売上金は難病と闘う人々へ全額寄付(仏)

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2022年05月26日 04:11  Techinsight Japan

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写真カレンダーを販売してチャリティー団体に寄付へ(画像は『La Cave des Anges 2022年5月2日付Facebook「Des nouvelles de notre opération “Les Dieux du Vin”」』のスクリーンショット)
カレンダーを販売してチャリティー団体に寄付へ(画像は『La Cave des Anges 2022年5月2日付Facebook「Des nouvelles de notre opération “Les Dieux du Vin”」』のスクリーンショット)
フランス在住のワイン商人とその友人たちがヌードカレンダーを制作し、売上金をチャリティー団体に全額寄付するというプロジェクトを立ち上げた。当初ヌードカレンダーのアイディアは悪ふざけから始まったが、カレンダー発売から1週間で500部を売り上げるという成果を生み出した。ヌードカレンダーと慈善活動というユニークな組み合わせは話題を集め、これまでに約1000部のカレンダーが販売されている。寄付を受けた団体からは多くの感謝のメッセージが送られており、このプロジェクトは今後も続けられる予定だ。『Franceinfo』などが報じた。

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ヌードカレンダーの制作を企画したのは、フランス北東部のアルザス地方に位置するバ=ラン県に住むワイン商人のフィリップ・バル氏である。同氏は2020年、ワイン専門商人組合によってフランスで4番目に優れたワイン商人に選ばれている。そんなバル氏は2020年12月に今回のアイディアを思いつき、2021年11月13日にカレンダーの発売を開始した。1枚10ユーロのこのユニークなカレンダーは半年余りで約1000部を売上げ、これまでに売上金6,000ユーロ(約81万4500円)が小児がんの子どもたちを支援する団体に寄付されている。

なぜワイン商人であるバル氏はヌードカレンダーを友人らと制作し、利益の全てを寄付することにしたのであろうか。実のところ今回の寄付のきっかけは「私たちはクレイジーだった。日常から抜け出したかったのだ」とバル氏が語っているように、ちょっとした悪ふざけから始まったのであった。

ヌードカレンダーは「ワインの神々」という風変わりなタイトルとなっている。このカレンダー名は「スタジアムの神々」というプロスポーツ選手の肉体美をコンセプトにしたヌードカレンダーから着想を得たようだ。

「ワインの神々」にはプロスポーツ選手の姿こそ収録されていないが、普段から体を鍛えている体格の良い25歳〜35歳のバル氏の友人のヌード姿が収められている。カレンダーの写真は「スタジアムの神々」のコンセプトを模倣しており、白黒写真となっている。また、同カレンダーのポージングをモデルにしたような写真もあり、鍛え抜かれた肉体美だけでなくユーモアも入り混じっている。ちなみにこのバル氏の友人らは、造園家やバーテンダー、工場や電気関係の仕事をしているそうだ。

ヌード写真の撮影を担当したのは、今回のプロジェクトのもう一人の発起人であり、同じくワイン商人のフィリップ・マルツォルフ氏だ。バル氏は「カメラマンは“プロ”ではないけれど、とても良い機材を持っている。そして正直なところ、写真の仕上がりは上々です」と語っている。

カレンダーに使うヌード写真の撮影は森の中やお店、監視塔など6回にわたり行われた。中でも最初の撮影は馬小屋で行われ、かなり特別なものだったという。バル氏は初撮影について「人が立ち止まったり、女の子が見たりして恥ずかしかったです」と振り返る。人前でのヌードのポージングは慣れるのが難しかったそうだが、友人同士なので撮影は上手くいったという。

バル氏とマルツォルフ氏はヌードカレンダーのプロジェクトを発案する以前から、何かしらの方法で寄付金を集めて慈善団体に寄付したいと考えていた。寄付先はバル氏が白血病の息子を持つ両親を知っていたことから、がんに苦しむ子どもたちをケアしている「Les enfants de Marthe」を選んだという。

11月中旬に発売されたカレンダー「ワインの神々」は、当初あまり売れるとは考えずに500部のみしか用意されていなかった。しかし発売1週間あまりで全ての売り上げの半数である500部を完売してしまった。発売から半年が過ぎた現在もカレンダーの注文は続いており、現在の売り上げ総数は約1000部とのこと。バル氏はこの成果について「これほどまでに成功するとは思っていなかった」と今でも驚きを隠せずにいる。同カレンダーはオーストラリアやカナダ、イタリア、スペインでも販売されている。


バル氏率いる「ワインの神々」の活動はこれで終わりではない。小児がんの子どもを持つ親からの多くの感謝のメッセージが受け取った彼らは、今回と同様のプロジェクトを今後も毎年行っていくそうだ。2023年版のカレンダー発売の詳細についてはまだ明らかになっていないが、収益の全ては「Vaincre la mucoviscidose」という嚢胞性線維症と闘う団体に寄付される予定という。バル氏は、このカレンダーについて「さらにロックンロールでクレイジーになる」と述べている。

画像は『La Cave des Anges 2022年5月2日付Facebook「Des nouvelles de notre opération “Les Dieux du Vin”」』『20 Minutes 2022年5月3日付「Alsace : Six amis créent un calendrier de nus et en vendent près de mille exemplaires」(Philippe Martzolff)』『Actu 2021年12月6日付「PHOTOS. Bas-Rhin : des copains posent nus pour les enfants malades du cancer, c’est un carton」(Philippe Martzolff)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 H.R.)

このニュースに関するつぶやき

  • これってオーストラリアがアメリカか忘れたけど上半身裸のムキムキ消防士のカレンダーを作っているけど・・・同じ方向性なのかな?
    • イイネ!1
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