8割、戸籍の氏名に読み仮名をつけること「賛成」 - 反対派の意見とは?

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2022年05月27日 08:11  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
NEXERが運営する日本トレンドリサーチは、「戸籍の氏名の読み仮名に関するアンケート」の結果を5月25日に発表。同調査は5月18日〜23日、全国の男女600名を対象に、インターネットにて行われた。


戸籍の氏名に「読み仮名」をつけることについて、どう思うか尋ねたところ、80.8%が「賛成」と答えた。理由について聞くと、「キラキラネームも多いので読み間違え防止に良いと思う」「いろんな読み方ができる漢字もいくつかあるから」「病院や接客サービス、行政など間違いなく個人確認ができるから」といった声が寄せられた。



「反対」と答えた人は4.2%だった。理由は「個人情報の一部だから」「戸籍は他人でも公用で取り寄せることができるので、漢字の読み方を情報提供することになり、犯罪への足掛かりにも成り得る」「変更したいと本人が思ったとき手続きが大変になる」といったものだった。



読み仮名の認める条件として適切だと思うものについて聞くと、「公序良俗に反していない読み仮名」(56.8%)、「漢字の読み方が、その漢字の音読みか訓読みで読める読み仮名」(55.5%)が多かった。


戸籍法改正により、もともとの漢字の読み方ではなく、「大空(すかい)」や「光宙(ぴかちゅう)」など、外国語由来や字の意味から連想できるものは読み仮名として認められるようになるという。これについてどう思うか尋ねたところ、46.3%が「反対」、30.5%が「賛成」と答えた。


年代別に見ると、「賛成」が最も多いのは20代で、50代がそれに続いた。一方、70代以上では、6割以上が「反対」と答えている。


なお、「一郎(たろう)」「高(ひくし)」など、明らかに漢字本来の読み方や、意味と異なる読み仮名は認められない可能性が高いとのこと。こうした、漢字の意味から読み方が連想できない読み仮名が認められないことについて、どのように思うか聞くと、60.8%が「賛成」と答えた。


漢字の意味から読み方が連想できない読み仮名が認められないことについて、年代別に見たところ、全年代において「賛成」が最も多かった。(フォルサ)
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