綾瀬はるか「学年一、足が速かった」 水泳コーチ役でバタフライ居残り練習も使われず苦笑

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2022年05月27日 14:22  Techinsight Japan

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映画『はい、泳げません』公開直前イベントに登場した綾瀬はるか
俳優・長谷川博己(45)と女優・綾瀬はるか(37)が25日、都内で開催された映画『はい、泳げません』(6月10日公開)の公開直前イベントに登場した。同作で、長谷川は頭でっかちでカタブツな哲学者を演じるが、その泳げないカナヅチの主人公に水泳を教えるコーチを綾瀬が演じる。「私は9割はプールでの撮影」という綾瀬は撮影に向けてコーチらしく泳ぐ練習に励んだが、もともとスポーツが得意なのに意外に思われることが多いという。

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背面に設置されたLEDに水面が揺れる大きなプールが映し出されたステージに登場した長谷川博己、綾瀬はるか、そして渡辺謙作監督。綾瀬主演のNHK大河ドラマ『八重の桜』(2013年)では夫婦役を演じた綾瀬と長谷川だが、同作で再び共演して「(綾瀬は)ますます華々しいし、頼れる共演者」と長谷川。綾瀬は「その後も割と仲良くさせてもらったのもあって自然に(撮影できた)」と言い、2人とも「楽しかった」と口を揃える。撮影の合間には椅子を並べて「お昼は何食べる?」などとわちゃわちゃ他愛ない話をしていたそうで、そんな気心知れた間柄の2人はイベント中も終始リラックスムードだった。

同作で水に顔をつけるのも怖い泳げない哲学者・小鳥遊雄司(たかなしゆうじ)を演じた長谷川博己は「泳ぐのがずっと好きだったものですから、どうしたら泳げない人の役を演じられるか悩ましいところがあった」と苦労を明かしたが、撮影が終わった頃には「今までプールが好きだったのに、プールに入るのがイヤになった。ちゃんとした役作りができたのではないか」と影響があったという。


また水泳コーチ・薄原静香(うすはらしずか)役の綾瀬はるかは「私は9割プールでの撮影でした」と振り返り、スタッフや監督も全員水着だったため「全員水中でやっていたので、ちょっと部活のような感じがしてました」と微笑んだ。「学生以来あまり水泳をやっていなかった」という綾瀬は撮影約1か月前から週に2回コーチについてクロールの練習に励んだそうだ。当初クロールだけ披露する予定だったが急に監督が「エンドロールで4種目撮りたくなったから4種目やって」と言い出したため「バタフライとか撮影終わりに練習したんですけど」と居残り練習をしたという綾瀬。ところが蓋を開けてみれば「特に使われてもいなかったという…」と苦笑した綾瀬に、長谷川が「撮影が大変なのにひとり残ってコーチと一緒にずっと泳ぎの練習をしていて、すごいなと思ったんですけど…」と続けると、監督は「たぶんメイキングにのってるんじゃないかな?」と予想した。

コーチ役の綾瀬はお手本になるような泳ぎ方をしないとならないが、急遽監督のリクエストに応えてクロール、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライの泳法を披露したわけだ。このイベントの際にインタビューしたもようが26日放送のフジテレビ系情報番組『ノンストップ!』で放送されたが、綾瀬はもともと運動が得意とのこと。綾瀬は「こう見えてすごく足が速いんです。学年で一番足が速かった」と明かしたが、運動が得意だと言うと意外に思われることが多いそうで「よくつまずくからですかね?」と推測していた。ちなみに連続ドラマ放送後に映画化もされた『奥様は、取り扱い注意』などで綾瀬はキビキビとしたアクションシーンをこなしているので、それを考えればやはり優れた運動神経の持ち主なのだろう。

同作は高橋秀実氏(高ははしごだか)のエッセイ『はい、泳げません』を原作にした、泳げない男と泳ぐことしかできない女の希望と再生の物語。綾瀬は「見終わった後にじわーっと思い出すような映画です。ぜひ映画館に観に来てください」、長谷川は「生きることに対して前向きになれる、生きることへの賛歌という素敵な作品になっています。プールの世界がとても幻想的で美しく、映画館の大画面の方が100倍体感できます。映画館という異界の中でこの作品を楽しんいただけたら」と期待を込めて呼びかけた。



(TechinsightJapan編集部 関原りあん)
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