オリックス・中嶋監督「意味のわからないミス」佐野皓大の野選に怒りと呆れ

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2022年05月28日 08:54  ベースボールキング

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オリックス・中嶋監督 (C)Kyodo News
● オリックス 1 ― 4 中日 ○
<1回戦・京セラドーム大阪>

 オリックスは中日との3連戦初戦を落とし、5月の負け越しが決まった。

 オリックス先発の田嶋大樹は中嶋聡監督が「きょうは良さそうには見えなかったですね」と話していたように、序盤はテンポ良く投げていたが、4回一死から鵜飼航丞に四球を与えると、続くビシエドに5号2ランを打たれてしまう。この場面を「ちょっと重そうというか。そんな感じでしたね。あの低さを打った方もね。(球が)落ちなかったというのはもったいなかった」と指揮官は田嶋の失投を振り返っている。

 6回には一死二塁から三ツ俣大樹に適時二塁打を打たれると、一死二塁から続く阿部寿樹の中前安打で二塁走者の三ツ俣は三塁でストップしたが、中堅手の佐野皓大がなかなか内野に返球せず、その間に三ツ俣に本塁生還を許した(佐野皓の野選が記録)。これには指揮官も「ちょっと意味のわからないミスというか。ありえないですよね。内野に投げるべきでしょ」と怒りと呆れが混じった感情を隠せなかった。

 打線は相手先発の大野雄大を打ち崩せず、完封阻止がやっと。中嶋監督は「(大野雄の調子は)決して良い部類じゃなかったんじゃないですかね。それをしっかり打てなかったのは、もちろんのことですし、そういった意味では違いますよね。もうちょっと工夫というか、徹底できたはずなんですけどね」と8回までゼロが並んだ打線の対応に言及。「調子良くなってきたと思うんで。上がってきたら振りたくなるというのは、もちろんあると思う。ただ、方向が間違っているというのは、どのバッターでもある。やらなきゃいけないですよね」と奮起を促した。

 好調だった大城滉二が左ハムストリングスの軽度筋損傷で登録を抹消されたが、「誰かが抜けたら痛いですよ。一人でも抜けたら痛いんでね。その代わりを探してというか、出たメンバーが頑張ってくれないといけないんですけどね。またやってもらいましょう」と指揮官は声を振り絞った。

 昨年もシーズン終盤に吉田正尚を欠いたものの、それを力に変えてリーグ優勝を果たしただけに、今月の残り3試合はしっかり連勝しておきたい。

取材・文=どら増田

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  • テレビで観ていて、止まった三ツ俣が走り出した意味がわからなかった。その後、佐野の映像を観ても、やっぱり意味がわからなかった。とりあえず内野に返すのが基本だろ。
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