オリックスは山本由伸が力投も連敗…中嶋監督「これで切り替えられなかったらどうしようもない」

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2022年05月29日 06:30  ベースボールキング

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オリックス 中嶋聡監督[写真=Rinco]
● オリックス 1 − 4 中日 ○
<2回戦・京セラドーム大阪>

 オリックスはエースが力投を見せるも、打線が再三のチャンスを活かしきれず2連敗。交流戦に入ってから2カード連続の負け越しが決まった。

 先発の山本由伸は8回・121球を投げ4安打2失点とゲームメイクしたが、打線が8回まで毎回走者を出しながら7回に野選で得た1得点止まり。同点に追いついた直後の8回に山本が二死一・二塁から、三ツ俣大樹に9球粘られ左前適時打を打たれ勝ち越しを許すと、交流戦に入ってから乱調が続く2番手・ビドルが9回にダメ押しの2点を失った。

 今季3敗目を喫した山本は「感覚や身体の調子自体は悪くなかったと思いますが、先制点を許してしまったところや、同点に追いついてもらった直後に失点してしまったところなど、投球においての大事な部分が出来ていなかったと思います。負けたので悔しいです。失点してしまったのが悔やまれますね」と自身の投球を振り返り、3回に大島洋平の適時打で先制点を与えた場面も「失投だった」と悔やんだ。

 中嶋監督は残塁9を数えた打線について、「まあ帰って来なかったら同じですよね。単発ですね。どうしても。連打というのがなかなか来ないですからね。難しい」と厳しい表情。「ホント楽に投げさせたいんですけどね」と力投した山本を労いつつ、「“ワンチャンスをモノにされた”のと、ワンチャンス…ワンチャンスどころじゃない。“なかなかモノに出来ない”の差になっちゃいました」と相手と対照的なゲーム運びになってしまった展開にもどかしさを露わにした。

 これまで勝ちパターンの一角として起用してきたビドルは、これで3試合連続の複数失点となり、「ちょっと内容がアレですね。それでも今まで三振取れてたんですけど。考えなきゃいけないですね。いろいろと。何が違うのかというのを考えていかなきゃいけない」と、今後の起用法も含め再考する構えを示した。

 交流戦は2カード連続負け越しとなってしまったが、「明日も試合あるわけですから、これで切り替えられなかったらどうしようもないんで、きょうは負けましたけど、明日は全力で行って、ひとつ返したいと思います」と、最後は力強く語った指揮官。

 借金が再び「5」に膨らんでおり、離脱している吉田正尚らが復帰した際に手遅れにならないよう悪い流れを断ち切らなければいけない。


取材・文=どら増田


【動画】オリックスはエース山本で痛い1敗…中日戦ハイライト

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  • 打線もやけど捕手がな。リードにもっとバリエーション出したれよ!
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