新垣結衣『鎌倉殿の13人』で小栗旬と13年ぶりの共演「インタビューみたいなことしてました」

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2022年05月29日 19:00  週刊女性PRIME

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新垣結衣

 八重は頑固で意志がとても強いですし、自分の思いに忠実に行動できるしっかりした女性なんです。家族など本当に大事なものをどんどん失っていく中で、自分が生きる意味をずっと探しているたくましさもあるので、そういう部分を大事に演じていければと思います」

 『鎌倉殿の13人』で政子(小池栄子)らにも負けない、強く凛とした女性・八重を演じ注目を集める新垣結衣。伊豆の豪族・伊東祐親(浅野和之)の娘で源頼朝(大泉洋)の前妻という役どころだ。大河ドラマは今回が初挑戦となる新垣。最初は緊張と戸惑いも多かったと話す。

「1度だけファンタジー作品で戦国時代の姫という役はやらせていただいたのですが、本格的な時代劇は初めて。着物を着て過ごす時間もお腹を帯で締めているからなのか、気持ちも引き締まるんです。

 私にとって初めてのことがたくさんある現場なので、反省することも多いんですが、三谷(幸喜)さんが“自分が思い描いた以上の八重さんになりました”って感想をくださって。安心したというか、そう言っていただけて本当によかったなって思いました」

13年ぶりの共演で、まさかのインタビュー!?

 頼朝が忘れられない八重は、幼いころから思いを寄せる主人公の北条義時(小栗旬)からアプローチを受け続けるも、ずっとスルー。しかし、第13回で真っすぐな思いを受け止め妻に。その恋心の変化を新垣自身はこう分析する。

「最初のころは八重が年齢も立場も上ですし、恋愛対象というよりは弟とかそういうふうに見ていたと思うんです。それが好意をだんだん真っすぐ示してくれるようになってからはもう戸惑いですね。義時がお土産を持ってくるたびに“コワイ〜”ってちょっと迷惑みたいな顔をしたり、物陰から見つめられているのに気づいて“えっ!!”ってびっくりしたり(笑)。

 というのも、その気持ちが本物なのか最初は素直に信じられなかった部分もあると思うんです。それが第13回で改めて義時の真っすぐな思いを知り、やっと素直に受け止めることができた。そこからの八重は、笑顔が増えてガラッと変わったなって思います」

 そんな夫役となった小栗とは、ドラマ『スマイル』(TBS)以来、13年ぶりの共演。当時と違って一緒のシーンが多いだけに、撮影の合間にはいろんな会話を交わしているそう。

「あのときは共演シーン自体がそんなになかったですし、いつも小栗さんに脅されている役だったので今回とは全然違うんです。ご本人の印象は変わらないです。本当に当時から周りを気にかけてくださっていましたし。再会して結構お話もしました。本当にたわいのない話とか。あと、“撮影が始まって半分くらい過ぎましたがどうですか?”とかインタビューみたいなこともしていましたね(笑)」

心に残った思い出シーン

「いまパッと浮かんだのが父上の襟足を剃るシーン。それまでずっとギスギスしていた関係が、やっと親子らしい唯一の穏やかな時間になって。そのときの浅野さん演じる父上の笑顔がたまらなかったです。あとは、今後放送で北条家が大集合するシーンがあるんです。本当に家族で過ごしている感じがして、撮影していて八重としてそこにいるのが幸せだったんですよ。そこも印象的でした」

大河ドラマ
『鎌倉殿の13人』
NHK総合 日曜夜8時〜ほか

ヘアメイク/藤尾明日香 スタイリスト/道券芳恵

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