新金線で185系を貸切運行するためのクラウドファンディングに挑戦

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2022年05月29日 21:01  マイナビニュース

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東京都葛飾区の区民と、葛飾区にゆかりを持つ人で構成する団体「新金線いいね! 区民の会」は、試乗者を乗せた185系を貨物線「新金線」で貸切運行するためのクラウドファンディングに挑戦している。


新金線は、葛飾区を南北に貫く総延長約7kmの貨物線。1924(大正13)年に開通し、間もなく100周年を迎えるが、貨物列車が1日に数本通る以外はほとんど利用されていない。「新金線いいね! 区民の会」は、高齢者の外出支援確保や温室効果ガスの抑制、南北交通の充実を図る目的で、新金線新小岩〜金町間を2030年に旅客化することをめざし、活動している。

今回は旅客化実現に向けた取組みの一環として、クラウドファンディングで資金を集めた上で、車両貸切による「試乗者のための会」を7月3日に実施することになった。松戸駅を出発し、新金線を経由して銚子駅まで行くコースで、銚子駅で下車観光し、復路は成田線経由で松戸駅に戻る。


クラウドファンディングの支援金額は1口3,000〜5万円。急行乗車券や急行ボックス乗車券、乗車席指定料金などをリターンとして用意した。「試乗者会」の記念硬券に希望の番号を入れてもらえるサービスや、今回乗れない人のための「次回予約券」なども用意した。支援金の募集期間は6月12日まで。「crafun.jp」サイトで募集している。(佐々木康弘)
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