生涯契約の可能性も…パウ・トーレスがビジャレアル残留に前向きな姿勢「人生のクラブにいる」

ビジャレアルのスペイン代表DFパウ・トーレスが、自身の去就について明かした。29日、スペイン紙『アス』が伝えている。

　現在25歳のパウ・トーレスはビジャレアルの下部組織出身で2017年11月にトップチームデビューを果たすと、2018年夏からマラガへ期限付き移籍した。アンダルシアの地でセグンダ38試合に出場したパウ・トーレスは2019年夏に復帰以降、チームの主力選手として活躍。今シーズンは公式戦47試合に出場し、チャンピオンズリーグ（CL）ではユヴェントスやバイエルンの攻撃陣を抑えて、ベスト4進出に大きく貢献した。

　かねてからプレミアリーグの複数クラブが今夏の移籍市場でパウ・トーレス獲得を目指していると報じられている中、同選手は現在の状況について「ビジャレアルからの更新のオファーしかない。毎年のように色々な話があるけど、僕には望む場所、自分自身の人生のクラブにいるという安心感がある。今、更新のオファーを受けているけど、僕は非常にポジティブなものとして評価しているよ」とビジャレアル残留に前向きな姿勢を示している。

　またパウ・トーレスは、ビジャレアルとの生涯契約についても「続けるという考えは、常に会長と話し合ってきたことなんだ。こうした状況が起こりうることは分かっていた。お互いに愛情があるから、この先もずっとここにいられると思う。だから何も否定しない」と相思相愛の関係を明かすとともに、生涯契約締結の可能性もあることを口にしている。