【漫画】彼氏に冷たくされる女子高生、なぜ微笑む？　創作漫画『心を食べる悪魔の話』に反響

　ごく普通の女子高生・由梨の姿を描いた漫画『心を食べる悪魔の話』。由梨のスマートフォンにはとある男子生徒からのメッセージの通知が鳴りやまず、その内容も強迫のような言葉であった。しかし由梨の表情は不思議と口角が上がり、嬉しそうにも見えるのだ。

（参考：漫画『心を食べる悪魔の話』を読む）

　Twitterで1.6万以上のいいね数を記録した本作の作者・小菊えりかさん（@kogikuerika）はSNSに数多くの漫画作品を投稿している。本作を創作したきっかけや漫画を描き始めたきっかけなど、話を聞いた。（あんどうまこと）

ーーSNS上で本作は大きな反響を呼んでいます。今回の反響を受けての感想を教えてください。

小菊えりか（以下、小菊）：私の中で今までとは少し違う作品であり、挑戦でした。たくさんの反応や感想を頂き、とても驚きました。

　中でも「悪魔ゆえの罪悪感のなさや人外的な美しさ、別れたら死んでしまうと言う程愛してくれていると思っていた彼のハートがピンクであったりと、全部が刺さりました。続編が楽しみです。」という声が特に嬉しかったです。キャラやストーリーがしっかり伝わって魅力を感じて頂けたんだなと感じました。

ーー本作を創作したきっかけを教えてください。

小菊：人の心は言葉や行動では測れないと感じており、目に見えたらいいのになと思ったことがきっかけです。

ーー由梨さんが夜空を見上げながら言葉をこぼすシーンが印象に残っています。良太くんのピンク色の心に対し、小菊さんの考える“真っ赤な心”像とは？

小菊：こちらについては、ネタバレになってしまうので詳しくは言えないのですが、今後続きの物語を描くときに私の考える”真っ赤な心”像を入れ込んでいけたらなと思っています。

ーー本作を描くなかで印象に残っているシーンを教えてください。

小菊：私も由梨が夜空を見上げながら「あーあ、食べてみたいなぁ。真っ赤な心」と言う最後のシーンが印象に残っています。由梨のキャラを上手く表せたんじゃないかなぁと思っています。

ーー数多くの漫画作品をSNSに投稿しているなか、本作は他の漫画作品とはひと味異なる印象を抱きました。

小菊：今回の作品はファンタジーやホラーに挑戦してみたいと思って、設定や展開を考えました。描いていてとても楽しかったです。私が読み手として好きなジャンルなので、今後は本作のような作品もたくさん描いていけたらなと思っております。

ーー漫画を描き始めたきっかけを教えてください。

小菊：もともとイラストのお仕事をお受けすることが多かったのですが、だんだん漫画のお仕事を依頼されることが増えていき、漫画を描き始めました。

　漫画を描いていく中で、誰かの心にずっと残る漫画を作ってみたいと思い、漫画家として活動することを決心しました。

ーー今後の目標を教えてください。

小菊：少しずつでも自分にできることを増やし、見てくださる皆様に楽しんでいただけるような作品を作っていきたいと思っています。

　そして、いつか誰かの心にずっと残る漫画を作りたいです。

（あんどうまこと）