チェルシーに所属するベルギー代表FWロメル・ルカクに、今夏でのインテル復帰の可能性があるようだ。5月31日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
現在29歳のルカクは、ベルギーのアンデルレヒトの下部組織出身。2011年にチェルシーに加入し、プレミアリーグのクラブへのレンタル移籍を繰り返し、2014年にエヴァートンに完全移籍で加入。その後、マンチェスター・Uを経て2019年にインテルに加入すると2年間で公式戦95試合に出場し、64ゴール16アシストを記録。インテルの2020−21シーズンのセリエA制覇に大きく貢献した。昨年夏に9750万ポンド(当時レートで約149億円)もの移籍金でチェルシーに加入すると、今シーズンは公式戦45試合に出場し15ゴール2アシストを記録していた。
そんなルカクに、わずか1年でのインテル復帰の可能性があるようだ。報道によると現地時間の31日、インテルのクラブ関係者がロンドンでルカクの代理人と会談を行う予定で、移籍に向けた交渉がスタートするとのこと。インテルのCEO(最高経営責任者)を務めるジョゼッペ・マロッタ氏がルカクとの今夏の再契約に強い意欲を示しているようだ。なお、イタリアメディア『フットボール・イタリア』によると、インテルはルカクの再獲得に必要な資金を準備することが困難なため、レンタルでの獲得を目指す可能性が高いとされている。
ルカク本人も昨年12月にイタリアメディア『スカイ』のインタビューで、イタリアでのプレー願望を明かしたことなどから、イタリア復帰には前向きだとされている。イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』や『トゥットスポルト』によれば、ルカクはインテルと再契約する際には、現在チェルシーで受け取っている年棒からの50パーセントダウンすら受け入れる構えとのことだ。
果たしてルカクは、わずか1年でインテルに復帰することになるのだろうか。