チェルシーFWルカク、1年でのインテル復帰を希望か…完全移籍は非現実的

チェルシーに所属するロメル・ルカクは、昨シーズンまで在籍していたインテルへの復帰を希望しているようだ。4日にイギリスメディア『スカイスポーツ』が報じた。

　現在29歳のルカクは2011年8月から2014年7月にかけてもチェルシーに所属していたが、当時は出場機会を得られず。エヴァートンやマンチェスター・Uを経て、2019年8月にインテルへと完全移籍。2020−21シーズンのセリエA優勝に貢献し、2021年8月にチェルシー史上最高額となる移籍金9750万ポンド（約149億円）でチェルシーに復帰した。

　しかし、2021−22シーズンのプレミアリーグでは26試合の出場で8ゴールにとどまり、パフォーマンスに対する批判が集まった。また、昨年12月にはクラブに無許可でイタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューに応じ、インテルへの未練を感じさせるコメントで物議を醸した。

　そんなルカクは、インテルへの復帰を望んでいるようだ。ただ、売却額に近い移籍金でルカクを買い戻す財政的な余裕はインテルにない。そのため、移籍の実現には、チェルシーとインテルが買い取りオプション付き期限付き移籍などの形でクラブ間合意に至る必要がある。なお、移籍の最終的な決定権はチェルシーの新オーナーが持つことになるという。