お散歩で踏切に差し掛かったワンちゃんが突然「ギャン!!」→阪急電鉄「このような問い合わせは過去10年の記録にございません」

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2022年06月05日 16:40  まいどなニュース

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写真ワンちゃんと踏切を渡るときはご注意を!(Sergey/stock.adobe.com)
ワンちゃんと踏切を渡るときはご注意を!(Sergey/stock.adobe.com)

電車通過後の踏切に流れる電流がSNS上で大きな注目を集めている。

【写真】踏切を渡っている最中に「ギャン!!」となってしまったワンちゃん

きっかけになったのは「マリナの母」さん(@Aefh3sg0R43qi3o)の

「ある日電車通過直後の踏切でマリナが『ギャン!!』と……以来踏切嫌いに。足の裏に異常は無いしネットで調べても正解が見当たらず思い切って当該電鉄会社にメールで質問✉️数週間後『通過直後は電流が強くなる』と丁寧なお返事。
ワンコ散歩の方々は通過直後の踏切にはお気を付けください。」

という体験談。

たしかに電車とは線路の上に設置された電線から電気を取り入れて走るものだが、レールに動物が叫ぶほどの電流が流れているとは思いもよらなかった人が多いようだ。マリナの母さんの投稿に対し、SNSユーザー達からは

「今から夏だし、サンダル脱げたりしても危ないですね!!
生きてきて踏切は感電するときもある。っていう認識がありませんでした!!
一つ賢くなりました。」
「まぁ架線には直流1500Vの電気が流れているので、それを線路に返してるからな・・・・気を付けないと。」
「以前鉄道関連の仕事してた時、レールで感電する話はきいてました。
電気に弱い馬なんかは感電死するって。
マイナス電流はレールに流れてますね。」
「動物は裸足状態だという当たり前の事を再確認させていただきました。慣れって怖いですね。
我が家のワンコのお散歩コースに踏切はありませんが、踏切に限らずこれからも色んな事に注意してお散歩したいと思いました。貴重なツイートありがとうございました。」

など数々の驚きの声が寄せられている。

マリナの母さんにお話を聞いた。

ーーマリナちゃんが踏切で反応を示した際のシチュエーションとご感想をあらためてお聞かせください。

マリナの母:去年末、これまで何度も通ったことのある踏切を、その日初めて電車の通過を待ってから通りました。すると突然「ギャン!」と聞こえて、どこかで爆竹でも鳴ったのかと思い振り返りながら渡り切ろうとしたら再び「ギャン!」と聞こえました。

マリナが叫んだのだと気付き足を見たのですが何もなく、レールが摩擦熱で熱かったのかと思って確認しても熱くなく…。ネットで調べたり、家族に聞いて「線路で感電はしない」と言われたものの納得出来ませんでした。マリナはあまり鳴かない子で余程痛い時しか声を出さないので、相当痛かったのだろうと可哀想で、以来、踏切を渡る時は毎回抱っこする事にしました。

専門家なら教えてくれるかもと思いどこかの大学の先生に聞こうかと思いましたが、餅は餅屋と実際の線路の持ち主の阪急電鉄に2月25日にメールしました。

ーー阪急電鉄の対応へのご感想をお聞かせください。

マリナの母:2月25日にメールを送ったあと、3月9日に「現在調査中なのでもう暫くお待ちください」と丁寧な進捗状況のメールが来ました。そして3月15日に「当該の踏切を調査した結果、列車通過直後はレールに流れる電車を起動させる電気が一時的に強くなることが判明し、当時はご愛犬が反応するくらいの電気が流れたと思われます」という報告のメールを頂きました。

私が渡った踏切だけでなく他2箇所を調査して、今後の対策についてもご報告くださいました。まさかここまでしてくださると思わず恐縮しましたが、レールで感電しないという当たり前の事が当たり前では無いと分かり、対策も出来るようになりとても安心しています。まさかあれほど大きな会社さんがたった一つのメールにしっかり対応してくださるとは思いませんでした。

ーーこれまでのSNSのコメントや反響についてご感想をお聞かせください。

マリナの母:フォロワーのワンコ飼いさん方に見て貰えたらなぁくらいに思って投稿しました。いつもの数十程度のいいねになると思っていたので驚いています。同じ経験のあるワンコちゃんもいたり、鉄道に詳しい方のご説明があったりためになります。また子供や盲導犬への心配などマリナの事しか考えてなかった自分が恥ずかしいくらいです。

事由を沢山の方と共有すると言う事は、より多方面への理解へと繋がる事を実感しました。

◇ ◇

今回の件について、阪急電鉄を運営する阪急阪神ホールディングス株式会社にもお話を聞いた。

ーーこれ以前にも同様の問い合わせはあったのでしょうか?

担当者:過去10年間の記録を確認しましたが、問い合わせを受けた記録はございません。

ーー電車通過後の踏切に強い電流が流れるという現象はこれ以前にも把握されていたのでしょうか?

担当者:電車の通過直後は電流が強くなる場合があります。理由は、電車の通過直後に線路に流れる電流(帰線電流)は、列車の加速減速などの運転状況や編成両数、運行している列車本数など様々な条件が関係しているためです。例えば、列車が加速する際には帰線電流は強くなります。

ーー今回実施された調査の結果をあらためてお聞かせください。

担当者:今回の調査において、当該の踏切道を、電圧を測定できる計測器を使用して確認したところ、列車通過直後は一時的に電圧が高くなることが判明しました。人間に関しては靴を履いて歩行することから問題はございませんが、靴を履かないご愛犬等に関しましては素足であり、電気を敏感に感じ取った可能性があると考えられます。

ーー歩行者等が踏切を通過する際に気をつけたほうがいいこと、電鉄からの注意喚起や対策などあればお聞かせください。

担当者:大きさの大小はありますが、レールには常に電気が流れており、素足で歩行されるご愛犬等に関しましてはレールを踏ませないようにご通行頂けると幸いです。

◇ ◇

阪急電鉄もレールに流れる電流の軽減を模索しているようだが、電車という設備の構造上、それを徹底することはなかなか難しいだろう。犬など散歩が必要な動物を飼っている方はくれぐれもご用心いただきたい。

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)

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  • 盲導犬、抱っこして渡るわけにはいかないからな・・・
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