リヴァプール、副将・ミルナーとの契約を1年間延長！　「自分の役割を果たせる限りは…」

リヴァプールは6日、同クラブ所属の元イングランド代表MFジェイムズ・ミルナーとの契約を1年間延長したことを発表した。

　ミルナーは1986年1月4日生まれの現在36歳。ニューカッスル、アストン・ヴィラ、マンチェスター・Cなど母国クラブで数々の経験を積み、2015年夏にリヴァプールへと完全移籍加入した。それまではサイドアタッカーで起用されることも多かったが、リヴァプール加入後は中盤を主戦場に。チーム事情によっては両サイドバックなどもこなし、高いユーティリティ性が持ち味の選手だ。イングランド代表としても長きに渡って活躍しており、国際Aマッチ通算61試合出場1得点を記録。2010FIFAワールドカップ南アフリカ、2014FIFAワールドカップブラジルの本大会メンバーにも選出され、ピッチに立っていた。

　リヴァプールではプレミアリーグ、チャンピオンズリーグ（CL）など主要タイトルの獲得を経験。2021−22シーズンは途中出場が多かったものの、公式戦通算で39試合に出場。FAカップ、カラバオ・カップの優勝にも貢献していた。これまでにリヴァプールの公式戦通算で289試合に出場し26ゴールを挙げている。今季限りで契約が満了となることから去就に注目が集まっていたが、来季もリヴァプールの一員として戦うことが決定した。

　リヴァプールの副キャプテンでもあるミルナーは、契約延長に際してクラブ公式HP上でコメントを発表。契約延長の背景やクラブへの想いを語っている。

「もう1年このクラブに居られることを嬉しく思う。ここでプレーすることを当たり前だと思ったことは1度もないし、今後もその考えは変わらない。自分にとって最も重要なのは、まだまだこのクラブに貢献できると信じられたことだ。監督も彼自身の考えをハッキリと伝えてくれたから、契約延長の決め手になった。自分の役割を果たせる限り、ここを去るわけにはいかない」

「2021−22シーズンはそれでも素晴らしいシーズンだったが、僕らが望んでいたような結末にはならなかった。けれども、その悔しさが僕らに『成功したい』というハングリーさを与えてくれる。優勝パレードの後にそのことを実感し、僕の決断の一端を担ったんだ。ここは唯一無二のクラブだよ」

「契約延長に至ったことで、僕はもう既に新シーズンのことを考えている。選手たちが再び合流し、集中し直して、このクラブがまた動き出す時が楽しみだよ」