「生稲晃子さん出馬予定で映像利用できず」 通販会社が900万円賠償求め所属事務所提訴

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2022年06月07日 15:01  弁護士ドットコム

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今夏の参院選東京選挙区に自民党から出馬予定のタレント・生稲晃子さんが出演していた通販番組の運営会社が6月6日、参院選出馬により映像を利用できなくなったとして、生稲さんの所属事務所に対して約900万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。


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生稲さんが出演していたのは、東京テレビランド(東京都港区)が手がけるテレビショッピング番組「痛快!買い物ランド ショップ島」。



親会社のジェイ・エスコムホールディングスは6月6日、HPで「訴訟提起に関するお知らせ」を発表。訴訟提起について「タレントの映像を急遽テレビ放映等で利用することができなくなる事態が生じたため、当該事態に対する対応とこれによって生じた当社の損害額の補填を求めていたところ、当該損害に関する補填に関して満足できる回答がなかった」と説明している。



同社担当者によると、現時点で撮影済みの5月前半までのものを請求しており、請求額は最大で2000〜4000万円程度に増額する可能性があるという。



●事務所サイトには「不定期出演中」と掲載されたまま

生稲さんの事務所サイトには、今も「 『痛快!買い物ランド ショップ島』不定期出演中」と掲載されたままだ。



生稲晃子さんの所属事務所であるプロダクション尾木は、弁護士ドットコムニュースの取材に以下のように回答した。



「まだ訴状を受け取っておりませんので、内容を確認できておりませんが、先般、株式会社東京テレビランドから、同社の依頼で当社タレントが出演した映像に関し、契約違反があり映像が使用できないとして多額の損害賠償請求を受け、代理人を通じて協議を行っておりました。



当社としては、事前に契約条件を提示されたことはなく、契約書も作成されておらず、このような経緯において契約違反に該当することはないと考えております。とはいえ、差替え映像の制作協力やそれにかかる費用負担の提案など当社にできる協力は誠意をもって行ってきましたので、このような事態になったことは大変残念です。今後、訴訟において当社主張の正当性を主張していく所存です」


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