ミウッチャ・プラダ、映画「エルヴィス」のメインキャラクターの衣装をデザイン

ミウッチャ・プラダ（Miuccia Prada）が、映画監督バズ・ラーマン（Baz Luhrmann）と、アカデミー賞受賞衣装デザイナーのキャサリン・マーティン（Catherine Martin）とコラボレーションし、映画「エルヴィス」のメインキャラクターが着用する複数の衣装を手掛けた。「エルヴィス」の日本公開は、7月1日を予定している。

　同作は、俳優のオースティン・バトラー（Austin Butler）が演じる伝説のロックスター、エルヴィス・プレスリーの象徴的なスタイルと、彼の生きた時代を描くミュージックエンターテインメント。謎めいたマネージャーのトム・パーカー大佐役はトム・ハンクス（Tom Hanks）、プリシラ役はオリヴィア・デヨング（Olivia DeJonge）が務める。
　ミウッチャ・プラダは、これまでにも、バズ・ラーマンとキャサリン・マーティンとのコラボにより、「ロミオ+ジュリエット」（1996年）や 「華麗なるギャツビー」（2013年）といった映画で衣装を手掛けてきた。今回の衣装は、エルヴィスとプリシアが着用した衣装の資料調査を手始めに、「プラダ（PRADA）」と「ミュウミュウ（MIU MIU）」のアーカイヴからつながりのあるものや類似するものを探り新たに制作。プリシラが、ラスベガスの夜に行ったオープニングコンサートの際に着用した、ビーズとフリンジをあしらったブロケードのパンツスーツなどをもとにデザインしたミュウミュウの衣装のほか、NBCネットワークの番組「エルヴィス特集」で実際に装った、プラダのブラウンのスエードジャケット、モヘアのセーター、ツイードのドレスを再制作。また、エルヴィスのプラムワインのキッドモヘアを用いたプラダのスーツなどが登場する。