オリックス・ワゲスパック5回3失点に中嶋監督「球数なのかイニングなのか…うーん難しい」

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2022年06月08日 23:03  ベースボールキング

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オリックス 中嶋聡監督[写真=Rinco]
● オリックス 3 − 6 ヤクルト ○
<2回戦・京セラD大阪>

 オリックスはヤクルトとのカード2戦目を落とし、連勝が「6」でストップ。交流戦の優勝争いから一歩後退した。

 初回に杉本裕太郎の適時打で先制すると、3回にはT-岡田が適時二塁打でリード拡大。4回表に1点を返されたが、直後の4回裏に宗佑磨が適時打を放ち再び2点差とリードを広げた。しかし、先発のワゲスパックは序盤2イニングの投球内容から一転、3回以降はピンチの連続で4回と5回に立て続けに失点。試合を振り出しに戻され5回3失点で降板した。

 6回から継投に入ったオリックスは、黒木優太と近藤大亮がそれぞれ1イニングを無失点に抑えたものの、8回にセットアッパーの本田仁海がイニング先頭の3番・山田哲人に中越え二塁打を打たれると、続く4番・村上宗隆に右前適時打を許し、これが決勝点となった。その後も川端慎吾の犠飛、9回には5番手のK-鈴木が塩見泰隆に9号ソロを浴びて万事休す。終盤の攻防で力及ばず敗れた。

 試合後、中嶋聡監督は先発のワゲスパックについて「ずっとあの辺の回でもたつくというか…球数なのかイニングなのか…うーん難しいですね」とコメント。交流戦後は起用法を改めて考えていくことになりそうだ。

 また、8回に2点を失い今季初黒星となった本田には「いちばん強いところにですからね。まあ不用意にとは言わないですけど、やられたらやり返すしかないと思いますし、これが勉強というか、もっともっと高める部分があると思うので、そこに向かっていってくれたらいい」と成長を促した。

 一方、10安打を放ちながら3得点止まりだった打線については、「正面ついてあと1本行ってたらというのはあるんですけどね。それも野球ですし、繋がってないわけじゃないので、そこを何とか…汚いヒットでもいいから1本欲しかったですけどね。良い当たり過ぎたのも勿体なかった」と振り返った。

 チームの連勝は止まったが、次戦で勝てばカード勝ち越し。指揮官は「中継ぎ勝負になったわけですから、そこで負けたんでやり返したいと思う」と、カード3戦目でのリベンジを誓った。


取材・文=どら増田
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